その光景を見る度に、京都のカオス度は東京を上回るのではと、思ってしまいます。
京都市は人口140万人を超える大都市で、京セラや任天堂・島津製作所など高い技術力をもつ企業を有し、京都大学を始め関西有数の学園都市で、伝統工芸品のメッカでありながら、多数の文化遺産を持つ国際観光都市の面を持っています。
それらを下支えする宿泊施設や交通網、高い水準の飲食サービスもある。ここまで何でもありの都市って、世界的に見てもそうは無いのではないでしょうか。
ビルの合間から見える五重塔は、京都を象徴する光景ですが、回りにあるビルは他の都市とそう変わりはありません。ただ、一旦町に降り立つと、あちらこちらに著名な文化財施設があり、地図を眺めていても目が回りそうになります。本当に不思議な町です。
その京都の北、中心地から一時間ほどの場所に、大原三千院はありました。先日行った比叡山よりもさらに北側に位置しています。京都の紅葉名所の中でも、比較的早めに色づく場所です。
叡山電鉄の八瀬比叡山口につきました。ここから比叡山へ登るケーブルカーの駅も、すぐそばにあります。
三千院に到着しました。緩やかな山道を抜けて、そのさきにある小さな盆地のなかに三千院はありました。平日でしたが、さすがに著名な観光地。
京都の中心から離れていても、すでにたくさんの参拝客でにぎわっています。
客殿から庭園を見たところ。黄葉したカエデが見えています。苔むした庭園と良くあいます。
比叡山周辺には、旧竹林院など里坊の庭園が幾つかありますが、今は重要な観光庭園として京都周辺の秋を彩っています。
国宝の阿弥陀三尊像を安置する阿弥陀堂です。ここはもともと往生極楽院という、三千院とは別の寺院の建物だったみたいです。調べてみたところ、三千院は明治以降にこの地に移転して来ていて、それまで比叡山や京都などの地で移転を繰り返していたみたいです。意外ですね。
真っ赤な朱雀門。さきほどの往生極楽院の三門だったようですが、寺院ごと三千院に取り込まれるかたちで、今は三千院の朱雀門になっています。
境内を歩く人からは、「今年の紅葉はアカンわー」という声も聞こえてきましたが、僕はとてもきれいだと思います。確かに赤い色が薄いようにも見えますが、僕自身はこういった色合いのカエデも奇麗だと思うんですけどね。
僕は、基本的に紅葉に関しては、甘い評価になりがちなのかもしれませんね。
まだまだ、場所によってはこれからも見頃になりそうな木もありました。
ということで、比叡山口まで戻ってきました。駅近くの山々も、様々な色を見せてくれています。この時点で11月30日。汗ばむような暖かさでした。
大原周辺にはこの他にも見所がたくさんあるのですが、この日は一旦京都市内へと戻り、吉田神社がある吉田山へと向かいました。
ということで続きます。