そんなシカによる山林被害を食い止めるべく、環境省が主体となったシカ対策が動き出すようです。
南アルプスのシカ対策進展へ 環境省が今秋にも計画策定
以下記事引用
環境省が、ニホンジカによる食害や踏み荒らしが深刻化している南アルプス国立公園の「生態系維持回復事業計画」について、今年秋の策定を目指して
いることが17日、分かった。同事業は本年度施行の改正自然公園法で導入された制度。同省関東地方環境事務所は「法律の裏付けにより、大掛かりな生態調査
や捕獲などが進めやすくなる」としている。
長野、山梨、静岡3県にまたがる南ア国立公園では、県境を越えたシカ被害対策の目標設定や役割分担の明確化が課題。同省や3県、関係市町村などでつくる
連絡会は本年度内に同公園の「ニホンジカ管理方針」を策定する。同省は同方針を受け、シカの移動経路や越冬地の把握、シカ捕獲やお花畑への防護柵設置、植
生回復状況の確認などを同事業計画にまとめる方針だ。
南アではこれまで、南信地方の市町村などでつくる協議会(事務局・伊那市)や信大農学部などがそれぞれ、防護柵の設置やシカの移動経路の調査などを進め
てきたが、同事務所は「計画は、山域全体として事業費を投入するための前提になる」と説明。自治体やNPO法人がシカ捕獲や植物採集、工作物の新設などを
同公園特別保護地区内で行う場合も、同法で定められた許可が不要になる。
同省は、秋頃に開く国の中央環境審議会に事業計画案を諮り、答申を受けて計画を策定する考え。南ア同様にシカ被害が深刻な知床、尾瀬の両国立公園では、昨年10月に同事業計画を策定している。
希少種を含めた植物の食害など、シカによる被害は日本各地で報告されています。この新たな制度がどの程度効果を得ることが出来るのか、既に策定されている2カ所の国立公園での成果を含めて、続報を期待して待ちたいと思います。