暑い夏の日。

小さい頃は
エアコンは特別だった。

もったいないから使うなと
祖母はいつも言っていた。

だから夏の日は
窓を開けて扇風機をつけて
氷菓子をよく食べていた。

それに日中は部屋の電気は使わず
日の光だけで過ごしていた。

お昼過ぎになると風が吹き、
カーテンはゆらゆらと揺れる。
その中で座ってテレビを見ている祖母の姿を
鮮明に覚えている。

大阪へ来た時も
祖母は同じように過ごしていた。
あの時に感じた風を
今も忘れることはない

昼下がりの静かな時間
空は青く、風は優しい
僕もまた窓際に立つ