オーシャン貿易さん扱いの

ラビット系の大粒品種セイボリー。

あまり情報のない品種ですね。

 

自分も栽培当初から実がデカいな〜っと期待していた品種でしたが

とにかく狭い庭に置き場が不足していることから

毎年点々と置き場所が変わって興味も薄れ

結局収穫&味見などもほぼしないまま埋もれていた品種。

昨年からネットコーナーに入れて様子を観察することにしましたが

やはり立派な実がついて、味は二の次で

パックに詰めた時の彩り(見た目の飾り)

として欠かせない大粒品種という評価です。

 

大きさ的にはタイタンの次のグループくらいだろうか。

最近は大きな実も測ってないので何ミリかはわかりませんが

タイタン同様に収穫期終盤まで全体的に大粒が収穫できます。

家の北側で日当たりがあまり良くないので色付きも遅く

タイタン同様に水だけで実が大きくなってるので

味は今ひとつですが適切に栽培すればもう少しましになるとは思います。

(現状では薄味で大味)

 

今年は少し実をつけ過ぎで大きさは去年より少し小さく感じますが

それでも十分大粒で見た目だけは立派ですよ。

セイボリーは2年生苗を45cmポットに植えてそのままですが

初めの1〜2年は成長がゆっくりで3年目くらいから

スイッチが入ってきたように感じますが

あまり手をかけてやらなかったので大して大きな木にはなってません。

 

ちなみに自分の適当栽培はどの品種も1年生苗からでも

花芽などは全く調整せず幼果もそのままつけたまま

味見までしてしまいます。

(実際は小苗はネットに入れないので鳥がつついて食べてしまいますが)

 

品種や栽培方法によっては小さな苗に実をつけると

成長が1〜2年停滞することがあるかもしれませんが

自分の感覚では7〜8種に1種くらいの感覚で

最近のサザン系などはあまり気難しく感じる品種はなくて

趣味栽培レベルなら問題なく成長する品種が多いと感じます。

(あくまでも個人の感想)

 

※自分はいつも実をつけても全く問題ないと書きますが

誤解はしないでくださいね。

ある程度BBの性質が理解できていて栽培に慣れてる場合の話です。

また営利栽培を考える方にもオススメはできませんが

最近は3年生くらいの苗に実をつけて

オープンしてる摘み取り園もありますから

極端に無理をさせなければ営利でも

早く収益につなげていった方が良いのかもしれません。

 

ただスイッチが入った後の樹勢は強い感じで枝が暴れますね。

また他のラビット系同様に結実率が高いので

実の量をある程度コントロールしてやった方が果実品質は上がると思います。

上部の実成りにに対して株元は貧弱ですね。

ポットの中は用土が少なく足してやらなければいけませんが

足すとまた木が成長してラビット系はかなり株が大きくなるので

樹形を維持するというか剪定の手間も含め大変といえば大変。

(スイッチが入るとすぐに2mは超える)

 

大きくしたい気持ちもありますがスペースを考えると

我が家ではあまり大きくできません。(特にラビット系)

まあ剪定さえしっかりすれば幹を太らせて樹形も維持できますが

そこまでの手間暇がかけられないのでしばらくは現状維持。

写真ではわかり辛いですが現状は主幹がひょろひょろ伸びて

中間がスカスカ。

上の方の枝が結構暴れている状況です。

(剪定下手がばれてしまいます…)

 

皆さんにオススメできるかといえばまだ微妙な感じですが

大粒ファンなら必要な品種ですね。

 

自分のラビット系大粒品種の感覚として

タイタンはとりあえずはオススメ。

コロンバスは大粒で味もまあまあだけど結実率が?

オクラッカニーは特大ではないけど全てが高いレベルで

バランスが良くオススメ。

オーシャンさんのラビット系もう一つの大粒品種バーノンは

うちでは結実率と味が今ひとつ。

(そういえば記録してなかった、実は立派な大粒)

オンズローは特大ではないけどそこそこ大粒でオススメ。

セイボリーはとにかく見栄えはするけど味は?

 

我が家にあるラビット系大粒品種の現時点での感想ですが

とにかく梅雨明け収穫期が始まるラビット系は

年々体力的に厳しくなってまともに評価できないのが現状です。

 

あまり参考になりませんがラビット系は

古くからある品種は間違いなくおいしい。

ハイブッシュ系と比較して皮や種が気になることもありますが

暑い夏ならではの濃い味が楽しめると思います。

 

新品種ではクレイワーが気になりますが

早く誰か情報をアップしてくれないかな。

 

今日も厳しい1日になりそうです。