厳しい寒さが少し緩んできましたが
この時期もしっかり活動している害虫はいます。

落葉してくるとミノムシやロウムシ&カイガラムシは
見つけやすいですが今年は昨年末までの暖冬で
毛虫が生き残ってたりして花芽をやられました。

花芽といえば、この時期でも要注意なのが
シャクトリムシ&ヨトウムシ。


どちらも基本的には夜間や早朝に活動が活発になりますが
特に暖かい日が2~3日続いたときは要注意ですね。
(夜間の気温が比較的暖かい日も要注意)

この時期は剪定や落ち葉拾いや植え替えなど
暖かい日は庭仕事をしますが
自分はその際必ず花芽観察をします。
シャクトリムシや特にヨトウムシは
夜間や早朝に活動してることが多いので
昼間はなかなか見つけられない。

そんなときはカジられた花芽がある鉢を徹底的にマークします。
シャクトリムシは慣れてくると昼間に退避している場所の
傾向がわかってきます。
枝先に擬態していることもありますが
基本的には株元や浮いた皮の隙間、
分岐してる枝の付け根や、麻紐などで誘引している場合は
その縛った麻紐の影などです。
(基本的に体色と似た色の部分にいる)
鉢の縁や外側に出て鉢の影にいることもありますね。

なかなかシャクトリムシが見つからない場合は
ヨトウムシの可能性が高まります。
ヨトウムシは夜間か早朝に見回らないと
なかなか発見できませんがこの時期は
落葉した葉の下にいることが多いですね。
(まだ半分くらいの鉢が下の写真の状態)


鉢の中が写真のような状態になってると
葉を拾った後によく見つかります。




葉の下に必ずいるとは限りませんが
自分はいるものだと決めつけて
葉を拾った後、鉢の表面を丁寧に観察します。
写真くらい大きくなっていればすぐに気づきますが
ちっちゃいのは見つけにくい。
またヨトウムシは鉢内の用土ばかりでなく
普通に地面の落ち葉の下や芝生の中、土の中にいますから
鉢内のヨトウムシを始末しても鉢を登ってやってきます。

特に我が家のように不織布ポットだと
鉢底を地面からトレイで浮かせていても
鉢を登って来やすいのかもしれません。

この時期でも暖かい日に夜間ヘッドライトをつけて見回ると
結構鉢を登ってるヨトウムシを発見します。
この時期はまだ活動が活発ではないので
花芽を食べられてもしれてますが
冬だからとノーマークでいると
春にびっくりするくらいカジられてることがあるので
自分はこの時期でも花芽を観察して対処してます。

まあこの時期はそれほど神経質になることはないですが
3月以降は花芽や花、幼果、春以降に出たシュートの先なんかを
かじりますから常時チェックしておいたほうが被害は少ないです。

農薬を使えば害虫に対する労力は減りますが
うちは外で猫を飼ってるし、できるだけ無農薬に
こだわりたいので頑張るしかないですね。
とは言っても最近は年に2~3鉢くらい
ダイアジノンを投入してますが・・・。

ブルーベリーは年中観察が必要です。