昨夜、BS NHKにて、リバーフェニックスの「旅立ちの時」を放送していたので見てみました。
今までDVD(高校生の頃はビデオ)のパッケージを見て、あと邦題の雰囲気で「どうせリバーをアイドルみたいに撮ってるだけなんでしょ、リバー好きがウハウハする感じなんでしょ」と勝手な先入観しか持ち得ていなかったのですが。
これがとんでもない名作。
最後のシーンで、そばに子供がいるにも関わらずダラダラと涙を垂れ流してしまいました。
監督は「セルピコ」とか「狼たちの午後」などのシドニールメット。
社会的な問題を題材にした作品を撮る方で、この映画もかなり特殊な話でした。
でも実際に似たようなことが実は現代でも起きているという恐ろしさ。(八日目の蝉とかね)
いちいち演出がリアルですごい。
さすがとしか言いようがない。
私が子供も産んでおらず、物事の分別もついていない若者だったら引くわーってスルーしてしまいそうですが、今だから感じられるものがあったのかもしれません。
感受性豊かな人なら別なのでしょうが…
私は多分とんでもなくバカで、考えなしな若者でした。
十代のリバーの瑞々しさ美しさも特筆すべき点ではありますが、
なによりも家族の愛に感動する。
普通に見たら虐待では?と思えるのですが、
その裏には強い家族愛、絆があるのです。
それぞれ一人一人の気持ちがなんとなく理解できるから、余計に切ない。涙
見ている途中から、段々とこの時代の映画によくある最悪な結末を想像していたところに、ラストのすごい展開。
すごい。
こんなに心が揺さぶられて、後に残る映画は久々に観ました。
音楽にもあることですが、
体験前と体験後の自分は確実に変化している感覚。
しかも後でわかったのですが、昨日は23歳で亡くなったリバーの命日だったというから、余計に感慨深いものがありました。
NHKさん、素敵なチョイスありがとう。
ああ、良いものを観た。
知らないまま人生終わらなくて良かった。