いきなりステーキ!が大幅に店舗を縮小した。
完全な田舎である、うちの近所にも、いきなりステーキ!ができた矢先のニュースだった。
私の感想は「あぁ、やっぱな~」だった。
初めていきなりステーキに行ったのは、おそらく東京だ。
次が名古屋。(メイビー)
どちらも行列に並んで入店した記憶がある。
その次が、磐田。
そう、あのジュビロ磐田がある、あの磐田である。
磐田の店舗に行ったときに、「これはヤバイな」と感じた。
並んでいなかったのだ。
開店してまだそんなに日が経っているわけではなかったのに、人が並んでいなかったのだ。
土日であるにも関わらず。
私は、マーケティングが趣味なので、こういうときにはうっかりリサーチを始めてしまう。
お会計のときに、社員とおぼしき店員を捕まえて話を聞いた。
社内のシステムについて、だ。
店舗から本社に移動して、出世する道はあるのか?と。
北海道出身で、先月までは北海道のいきなりステーキで働いていた、という店員は教えてくれた。
できますよ、と。
そのために、自分は全国どこでへでも行って、みなさんにおいしいお肉を食べていただいているんです、と。
店舗を見渡すと、彼以外は、全員新卒もしくはアルバイト定員。
あぁ、マズイな、と感じた。
人を急速に増やしすぎている。
そして4回目には、家から一番近い店舗に行った。
土曜日のゴールデンタイムであるにも関わらず、入店すぐに席に通された。
急拡大しすぎている。
そう思いながら、kindleで創業者の本をダウンロードした。
いきなりステーキが急降下するのは目に見えていた話だ。
誰か止めなかったのか?
きっと、社内では創業者の意見が強すぎるワンマン経営が行われているのだろう。
そうでなければ、こんな無茶な出店、するわけがない。
少し考えればわかる話だ。
ステーキって、普段の食事の選択肢にないものなんだよね。
なくない?
少なくとも、私は、ない。
普段の外食で何食べよっかなぁって考えたときに、ステーキって候補に上がりにくいじゃん。
高いしさ。
いきなりステーキは安いって言うけど、それは、「ほかのステーキ店に比べてステーキが」安いってことで、価格自体は安くない。
だって、スーパーでステーキ丼買おうと思ったら500円で売ってるもん。
確かに、「ステーキ食べたい!」ってなったときに、「いきなりステーキ」が勝てる率は高いと思う。安いし、うまいし。接客もいいし。座れる席も出来たし。(昔は立ち食いでした)
でもさ、「ステーキ食べたい!」ってなるのって、年に何回よ?
女子で、肉好きじゃなかったら、年1回あればいいほうだと思うわ。
糖質制限とかしてる人だったら、毎月行くだろうけど。
もちろんさ、いきなりステーキ側もそういうのわかって、スタンプカードとか導入してたけどさ~。覚えてないよね、スタンプカードがあることなんて。
ましてや、そのためだけにほかの外食より高い金を払っていくのか?って言うと…
おそらく勝率はずいぶんと低いものになるんだと思う。
この創業者は、純粋に「おいしいお肉をたくさんの方に召し上がっていただきたい」と考えているような気がする。
同時に、「俺の作ったステーキならいける」という自己顕示欲も見え隠れする。
そうでなければ、看板に自分は出さないだろう。
マーケティング的に「出しましょうよ!」って言われても、普通の経営者だったらその意見は却下する。
なぜなら、店舗を拡大する際に障害になることが予測されるからだ。
おいしいものを召し上がっていただきたい、という気持ちと自己顕示欲。
そして、イケる、という見通しの甘さ。
それだけで急拡大したいきなりステーキ、なくならないことを祈るばかりである。
おいしいからね、いきなりステーキ。
とりあえず、創業者が経営から引退することをオススメする。
そして、たたき上げじゃない経営者に引き継ぐとよいと思う。
それで、健全な経営が行われるんじゃないかと。
商品に対する気持ちが強すぎるとね、バランスの悪い判断になるからね。
創業者は商品を作ることに長けてた人で、広げる能力は彼の範疇じゃないような気がする。
だったら、創業者は社内教育の方に専念したほうがよいような。
KARADAファクトリーがそうだったな~。
上手に創業者が引退して(社長が愛人に代わって)、上手に全国展開して、今も順調に伸びてるもんな。
私は創業者の本を読んだのと、何回かお肉を食べに店舗に行ったくらいで、細かく調べたわけではありません。
ということで、事実じゃないことが入ってたらすみません。
でも、まぁ当たらずとも遠からず、だと思われる。
おわり。