地域密着のクリニック、診療所なので
年に何回かは電話があります
用件はだいたい
患者様が御用になったので
健康管理の指南の求め
交通事故で通院の患者の件で問い合わせ
孤独死や変死した患者の
いままでの治療履歴の照会
今回は変死扱いの件でした
悲しや
つい最近まで通院していたものの
家族間のいざこざで転院してしまい
スタッフ同士で
◯◯さん、ちゃんと診てもらってるのかな

などと心配していた矢先の訃報
自宅で急変
救急車が到着した時には
完全に心停止状態で蘇生不可能だったとの事
救急車が来た時に亡くなっていなければ
変死扱いにはならないのに
でも疑問

この患者様は介護が必要で
両下肢筋力低下
食思低下で介助なしでは食事も出来ない
褥瘡多数
特に踵は酷くて
放置すると下肢切断の可能性あり
そんな状態だったので
医師、看護師、ヘルパー、ケアマネが連携して
金銭状態も考慮しながらサポートしていたのに
24時間どころか
何日も診察をうけていなかったとは、、、
長男夫婦が同居と介護をしていたが
ちょい近にすんでいる次男さんと
介護方法で揉めてしまい
嫁さんも参戦
結局
同居していない次男夫婦が介護方法を決定し
次男嫁さんがオススメの病院に
転院してしまいました
次男嫁さんの親御さんが寿命を全うするまで
お世話になった病院だったので
オススメされたようです
確かに良い病院なのですが
残念ながら在宅よりも手術など
最先端の医療に力がある病院で
こちらのクリニックから診察情報を提供し
今後のお願いをしても返答は
いままで
そちらで診てきているなら
続けて診ていただいた方が
患者様のためには最良では?
ほんとならその通りかもしれません
いままで診てない患者様を突然
診てください!
状態を良くしてください!
と言われても責任が重すぎるでしょうし
高齢患者は変化で悪影響を与える事もありますし
よく聞くのは
しっかりしていた患者様が
入院をきっかけに認知症になってしまった話
環境は大切です
なので転院して
関わるスタッフがみんな新しい人に変わる事を
心配したのではないでしょうか
患者様にとって
意識がしっかりしてなくても
オシモのお世話は嫌なもの
やっと慣れたのに
また新しい人がオシモのお世話をする
すごくストレスだとも思います
それにその病院が患者様の家から遠い
急変した時に対応が、遅れてしまう可能性がある
しかし
外野がどう言おうが
決めるのは本人
今回は本人と意思の疎通が難しいため
家族の方々
クリニックからのお願いでは
病院からあまり良い返事はいただけなかったため
いままでの経過を書いたお手紙
検査データなど必要な書類をお渡しし
次男夫婦が直訴するという事で収まりました
その後は判らずじまい
長年
診させていただいていたので
気にはなるのですが
次男夫婦から連絡なく
長男夫婦はいきなり医師や看護師など
全部撤退してしまったのを
罰悪く感じたのか
自身もクリニックに受診しなくなり
なんだか悲しい事になってしまいました
撤退したことなんて
気にしなくてもいいのに
なんなら元主治医は
撤退した後も気になっていたので
息子さん来ないかな?
なんて言ってたくらい
加齢や病気が進行で
状態が良くない事が理解出来ず
心配が講じて介護方法が悪いから
状態が悪化していると思っている次男夫婦
同居して
他者から見ても
献身的に介護している長男夫婦
どちらも
親御さんの事を思っての行動で
素敵な事なのに
なんで終わりの終わりに
こんなことになってしまったのかな
悲しいことです
救いではないですが
私にとっての
その患者様の最後は
奥様と手を繋いでクリニックを出て行った姿
奥様はご健在ですが
どうされているのか
今度は奥様が心配かな