ただの野球好き

ただの野球好き

プロ野球12球団のファンクラブ全部に入会し、週末にはあちらこちらの球場に出没しています。観戦だけではなく、その周辺にある『モノ』にも興味津々です。
最近は観戦した試合で気になった選手などのイラストを描いています。

読売ジャイアンツの田中将大選手を描きました。

高校時代、ハンカチ王子こと斎藤佑樹選手とともに甲子園を沸かせた田中選手は、2006年高校生ドラフト1巡目で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団、1年目から先発ローテーション投手として11勝、新人王を獲得します。毎年150イニング以上を投げ、若くしてエースに君臨、2011年は14完投で19勝、防御率1.27もリーグトップでした。圧巻は2013年の24勝0敗、勝率1.000でしょう。チームの初優勝に大きく貢献、日本シリーズでも160球完投の翌日、9回にリリーフ、星野仙一監督が球審に投手交代を告げる「田中ぁ!」が印象深く、日本一の胴上げ投手にもなりました。

そんな圧巻の投球を手土産にMLBのニューヨーク・ヤンキースに移籍した田中選手は6年連続2桁勝利を挙げる活躍、勢いは衰える様子がありませんでした。

2021年NPBに復帰、再びイーグルスでは4年間在籍して20勝、剛速球で押すスタイルからコントロールを重視するスタイルに変わって、毎年130イニング以上を投げていましたが、2024年はなかなか本来の投球ができず、その年で退団となりました。

そんな中、2025年はジャイアンツに移籍、4月3日に移籍後初勝利をあげて、日米通算198勝目。あと2勝に迫った200勝に向かって投げてほしいですね。

元くふうハヤテベンチャーズ静岡のジェリソン・バスケス選手を描きました。

2024年NPB二軍のウエスタン・リーグへ加入したベンチャーズにカープアカデミーからY.バスケス選手は入団しました。

1年目のチームということもあり、なかなか勝利を収めることができませんでしたが、バスケス選手は92試合に出場(チームは120試合)、打率.213、1本塁打、23打点をあげました。

2025年は活躍が期待されましたが、2024年いっぱいで退団しました。

鋭いスイングが特徴のY.バスケス選手は2023年、広島東洋カープの秋季キャンプに参加し、カープとの契約があるのかなと思っていましたが、ベンチャーズと契約します。多くの試合に出場したものの、好結果とまではいかず、契約解除となったようです。

情報がなく、現在はどうしているのか、鋭いスイングがまた見られたらいいなと思っています。

オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに所属していたエドウィン・エスコバー選手を描きました。

2017年に北海道日本ハムファイターズに入団したエスコバー選手は7月までに14試合に登板、貴重な左腕の中継ぎとして活躍します。「男は黙って投げるだけ」というコメントが話題となりましたが、トレードで横浜DeNAベイスターズに移籍します。

ベイスターズでも中継ぎとして6年間で300試合以上に登板、最速163km/hをマークするなど、剛腕でも知られるようになります。

2024年はメキシカンリーグに所属したのち、2025年はふたたび日本でアルビレックスに所属、NPB復帰を目指しましたが、家族のそばで過ごすことで退団、メキシカンリーグからNPB復帰を目指すようです。

前述した「男は黙って投げるだけ」のフレーズが男前でカッコいいエスコバー選手。NPB復帰を目指して頑張ってほしいです。

長嶋茂雄さんが亡くなられました。現役時代を見ることができませんでしたが、自分の幼少時代は大人と野球の話になると、必ず〝長嶋茂雄〟が出てきていました。長嶋さんの解説者時代は天然のおじさんという印象で、大人が「すごいすごい」と言っていてもその偉大さが分かりませんでした。
自分も大人になるにつれ野球の歴史に興味を持つようになり、長嶋さんの現役時代の打撃成績を見たら「こんなにスゴイ選手だったのか!」と驚きました。
特に入団1年目は打率2位に加えて、本塁打、打点の二冠王、37盗塁も2位の好記録で、打撃成績の上位を総なめにしました。三冠王とトリプルスリーを狙える新人選手なんて空前絶後なのでは? と思います(四冠王も狙えた?)。大人が騒ぐわけだと思ったものでした。
ここのところはメディアに出てくることは少なくなっていましたが、長嶋さんほど現役時代から記憶にも記録にも残る選手はいないと思います。長嶋さんが残してくれた野球にとどまらない記録を見て、これからも野球を見て、学んでいこうと思います。

中日ドラゴンズの細川成也選手を描きました。

細川選手は2016年ドラフト5位で横浜DeNAベイスターズに入団、本塁打を狙える打者の期待を受けての入団でした。

1年目の2017年10月、初出場で先発出場すると第1打席で本塁打を打ち、才能の片鱗を見せました。また、ベイスターズがクライマックス・シリーズを勝ち抜き日本シリーズに進出すると、その日本シリーズでも出場を果たし、一気にステップアップしている印象がありました。

しかし、6年間で6本塁打とその後はなかなか結果を残すことができず、2022年の現役ドラフトでドラゴンズに移籍することになります。

2023年のキャンプで結果を残すと開幕も一軍で迎え、5月には月間MVPに輝く活躍で、一気にドラゴンズのレギュラーになっていきました。その年は140試合に出場して24本塁打を打ち、ドラゴンズとしては13年ぶりの日本人打者20本塁打を達成、チームに貢献しました。

2024年も143試合にフル出場、23本塁打を打ち、打率は昨年の.253から.292にアップして確実性が増した印象があります。

2025年も開幕から一軍出場をしていましたが、ケガで離脱となってしまいました。早期復帰が微妙な報道もありますが、復帰後には本塁打をまた見たいです。

2024年いっぱいで引退した元北海道日本ハムファイターズの加藤豪将選手を描きました。

アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の加藤選手はランチョ・バーナード高を卒業すると、MLBニューヨーク・ヤンキースからドラフト指名を受けて入団します。

2022年にトロント・ブルージェイズでメジャーデビューを果たし、8試合に出場します。その年のNPBドラフト会議でファイターズから3位指名を受け、入団に至ります。

29歳での入団は珍しいですが、MLBを経由しているのを考えれば普通くらいと言えるのかもしれません。

1年目の2023年は62試合に出場して6本塁打と長打力のある打撃を見せ、守備でも機敏な動きを見せました。2年目の2024年もさらなる飛躍が期待されましたが、28試合の出場にとどまり、その年で引退となりました。

MLBでプレーをしてきた日本国籍を持つ選手ということで注目度も高かったですが、NPBでは2年間とちょっと短かったのが残念でした。

引退後はMLBブルージェイズのフロント入りし、野球界に関わっていく加藤選手。日米問わず、よりよい野球界にしてくれたらなと思います。

福岡ソフトバンクホークスの正木智也選手を描きました。

正木選手は2021年ドラフト2位でホークスに入団。1年目の2022年に3本塁打を打って、2023年に弾みをつけたかった正木選手ですが、ケガもあって結果を残すことができませんでした。それでも2024年は80試合に出場、7本塁打を打って高い打撃能力を発揮し始めました。

2025年も開幕からスタメン出場が続いていましたが、試合中、スイングの際に腕を痛め、登録抹消となってしまったのは残念でした。

伝え聞く怪我の内容はすぐに復帰とはいかないようですが、じっくりと治療して復帰に向けて頑張って欲しいです。

読売ジャイアンツの泉口友汰選手を描きました。

2023年ドラフト4位でジャイアンツに入団、1年目の2024年から一軍で66試合に出場、遊撃手での出場が主でした。守備の能力は入団当初から評価が高く、打撃面でも粘り強さでチャンスでの一打が注目されています。

2025年はその打撃が向上し、打率は.300近くをマーク。遊撃手のレギュラーを目指して一気に突っ走ってほしいなと思います。

東北楽天ゴールデンイーグルスの阿部寿樹選手を描きました。

2015年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団した阿部選手は〝マスター〟の愛称で親しまれています。ドラゴンズ時代はおもに二塁手で出場することが多く、4年目の2019年に129試合に出場、規定打席に到達します。打率が.291と安定感があり、守備も同じく安定感がありました。2020年も13本塁打と打撃で大きくアピールしてレギュラーを掴みます。2021年はケガもあって不調でしたが、2022年は133試合に出場、二塁手と三塁手の2ポジションをこなしながら、打撃でも活躍しました。

2023年もドラゴンズでの活躍が期待されましたが、トレードでイーグルスに移籍します。2023、2024年はともに78試合の出場でしたが、勝負強い打撃で健在ぶりをアピール、2025年も出だしは好調で、このまま活躍を続けてほしいですね。

広島東洋カープの堂林翔太選手を描きました。

2009年ドラフト2位でカープに入団した堂林選手は、強打の内野手の期待を受け、3年目の2012年に144試合の一軍フル出場、14本塁打を打ち、才能の片鱗を見せました。2013年以降も一軍での出場は多くありましたが、2015〜2019年は代打での出場が主でした。

再び出場を増やしたのは2020年、111試合出場で14本塁打を打ち、打率も.279と確実性がアップしているのがうかがえました。また、2012年は150三振だったのが、2020年は91三振に減少していたのも良かったのかなと思います。2023年も12本塁打が光りますが、なかなかレギュラーを奪取できずにもがいている印象です。

2025年はまだ調子が上がっていない印象ですが、夏場へ向けてチャンスに強い打撃を見せてくれたらなと思います。