ゴボゴボ…ブクブク…ザバッ
その音と共に私たちはようやくその『存在』に気づいた。
それは沼から大きな口が開いた…不気味な存在。
私たちは声も出ず、慌てて出口へもがく。
だが、ここは沼。思うように進めない…。
そして私とコグレ君が振り向くと、その存在は…こちらに向かってきていたが
ある点に気がついた。
「動きが遅いよな、あいつ、目が見えないのか?まっすぐには来ていない。これなら逃げ切れる!!」
そして出口に着いた頃には四人とも疲れ果ててまともに歩くことさえ困難だった。
とりあえず扉を閉め、その場に座り込んだ。
アフロ
「おい、この上もこんなのが続くのかよ!?」
マミッツ
「詳しいことは私にもわからない。このスペースはあることによって毎回姿が異なるらしい。見る人によって光景は違う。」
アフロ
「もういいだろ、なにがあるのか教えろ!!」
マミッツ
「それは自分の目で確かめるといい。」
コグレ
「まあまあ、上に行くしか道はないんだ。ごちゃごちゃ言ってもしかたない。
死なないように気をつけるしかないな。」
そして四人は重い体を引きずるように上に上がった。
そしてまたスペース。
「次は…廃墟…か?」
そこには朽ちた建物が横たわる…生き物の存在が感じられない空間。
「寒いな…足場も悪い。また何か出るんじゃないだろうな」
四人は足場に気をつけながら瓦礫や建物を通り過ぎる。
そして今回は何もでないまま階段へ。
「ここはいったい何なんだ…」
それはマミッツ以外の共通の疑問。いや、マミッツもスペースについては詳しく知らないようだ。
だが、ひとつわかることは…
『上るほどにスペースの環境が厳しいものになっている』
ということだ。
いったいどれだけ上ればいいのか。
上にはいったい何があるのか。
疑問を抱えつつ、四人はまた上りはじめた…。