まだ彼が携帯に触れる度に、誰に連絡してるのか気になる。


眠っている時に確認したくなる。


一緒に居ない時間にどこで何をしているか疑う。


こんなコトこれ以上考えたくないから別れを決めたはずだった。


けれど、彼が少し変化の兆しを見せる。



その度にアタシは迷い、躊躇する。


やっとの思いで旅行から帰ってきたら切り出そうと思えば、一緒に過ごす時間が心地良すぎて何も考えられなくなった。



昨日は吐くコトすら無かった。ホント身体は正直だ。


身体は今の現状を受け入れている。



何も知らなかった頃には戻れない。
猜疑心も不安も消えない。


けれど、それでも彼に恋い焦がれ、
彼も一緒に変わっていけるのなら。


戻れなくても、今までと違う幸せの形を目指して行くのも良いかもしれない。


側に居る為に、自分を押さえられるか自信はないけれど。