散々泣きじゃくって、困らせて。
そして出口を見つけて。




色々話をして。
涙も乾いて。
感情も静まって。





その後。
先に眠った貴方を暫く眺めていた。





貴方の寝顔。
幸せなひと時。
それをかみ締めて。






そうしたら。
なんだかつい笑ってしまって。
ずいぶん遠回りしちゃってたなぁって。



そんな事を考えつつ貴方の肩に頬を寄せ、
ぬくもりを感じつつ穏やかな眠りに落ちていく。





朝、目を覚ますと貴方が先に起きていて。
アタシの傍に居て。
幸せすぎて、眠ったふりをしていた。
起こさないように軽く触れる貴方の指が愛しすぎて、
ずっとそのままで居たい位だった。




それはアタシの見た夢なのかもしれない。
それともちゃんと現実だったのかな。
ううん。どちらでも良い。
今、この瞬間、アタシは幸せなんだもの。






そんな満ち足りた気持ちが、アタシにこうして
全てを吐き出させる決意を後押しした。
沢山の幸せをこれからもずっと積み重ねて行く為に。









これから悩んだり、喧嘩したりもすると思う。
でも、それでも貴方がとても大切。
失う事を恐れるよりも、貴方の笑顔をもっと見たい。
寝顔を見て幸せを感じたい。





過去に囚われていたのは、ちゃんと口に出さなかったから。
後になって恨み言になってしまっていたから。
それも全部思い出して、自分で解決した。
貴方が居るからそれが出来た。





『男運が悪い』
『恋愛なんて信じない』
そんな事言いつつ、相手の言葉を鵜呑みにして悩み、
そして疑い、また信じ、諦める。
それはアタシが全てを受け止める勇気を持たなかったから。
本当の事をその都度見極め、判断せずに綺麗事で済ましていたから。
最後は何かのせいにしたかっただけ。






『罪を犯した』
『アタシは汚い』
それが何?
ほざくのもいい加減にしとけ、アタシ。



そんな事は、今目の前の大切な人を愛するのに
ひとかけらも必要もない事。
愛しい人の傍にいるのに、他の誰かは関係ない。
だから、ただの逃げ口上。





『何が悪かったのか判らない。』
そんなの誰にもわかる訳がない。
せいぜい、自分が出来なかった事を次はちゃんと出来るよう
反省しておく程度のお話。
判ったからって、じゃあ何か変わるのかって。
そんな訳ないだろうに。
混乱したアタシが、恋愛から逃げる為の理由にしただけの事。





そう全てを考えていけば、納得出来る。
ちゃんと飲み込んで消化していける。
何もかもが、後付けされた理由であって、
その時必要な事を出来なかった自分が逃げ込む為の道を
自分で作っていた事に気付く。







もう、これから先はそんな事はしない。
貴方を愛しているから。






アタシはアタシ。
貴方を好きなだけのアタシ。
過去にどうであろうと。
貴方の過去が何があろうと。
今、手を繋いで一緒にいる事が一番大事。






大切にされている事を自覚して。
貴方にもそんな気持ちを感じてもらいたい。
アタシが貴方をとても好きで大事だと言う気持ちを。
今、そう思えるアタシは、決して駄目な人間ではないんだから。






前にアタシは自分をロクデナシだと言った。
失うのが怖いから、そうなる為に努力しなくちゃと。
結局のところ、それは大した問題じゃない。






貴方はアタシに言ってくれた。
過去は関係ないと。
そして、それも受け止めると。
アタシも同じ気持ちだと思った。





関係ない事をずっと背負いながら、歩いていく必要はない。
常にスタートラインは今の自分。
今、目の前に居るアタシを、明日も明後日も明々後日も好きでいて欲しいから。
だから努力して良い女になりたいと、願うのだから。









例えまた連絡が来ても、もう平気。
驚きはしても、何かに怯えたりはしない。
過去に好きになった誰からだとしても。











貴方と傍に居る為に、アタシは努力し続けていくんだもの。