その①
その②
その③
その④









「もしも声を上げたらお仕置きしちゃう。耐えるって最初に言ったでしょう?」







そんな言葉で少し落ち着きを戻した彼。
荒い息を吐きながら、必死に虚勢を張る。




「・・・・えぇ、言いました。まだ・・・・まだ余裕です・・・よ。」




そんな彼を鼻先で笑うかのように、アタシは最後のトドメを刺しにかかる。
彼の身体の上でくるりと向きを変え、馬乗りのまま昂ぶったモノにローションを
絡ませながら手のひらで包み込んでいく。




「・・・・・・・・っ!」




硬く食いしばった彼の唇から、どうにもならずに漏れる喘ぎ。
とうに勝負なんてついている。
快楽に溺れてしまった方が勝てる訳がない。
必死に堪える様を眺めつつ、手のひらがその先端を捉え、そして擦り上げた。




「ひぁっ!!!」



突然亀頭に与えられた刺激に抑え消えなかった声。
一番敏感な場所に、苦痛と快楽が一気に襲い掛かってきたのだ。
背中が仰け反りアタシは投げ出されそうになる。
慌てて姿勢を変えながら、含み笑いで彼に言ってやった。




「あーあ。声出しちゃった。」



「だっ、だってっ!!いきなりだったから・・・っ」



「ダメだって言ったのにねぇ。やっぱり我慢出来ないんじゃないの」



「いきなりじゃなきゃ、我慢でき・・・・」






必死に取り繕おうとする彼の言葉を遮るように、手のひらをゆっくりと
先端に当てこね回す。





「はぁんっ!!!!あぁあぁぁっっ!!!!」


「ほらね。やっぱり声出しちゃってるし。
 もうこんなうるさいお口は塞いじゃおうかしらね」




腹の上から腰を上げ、そのまま彼の顔の上に腰を下ろす。
柔らかい肉が彼の顔を覆い隠し、鼻腔は牝の匂いで埋め尽くされる。




「ふぅっ!!くぅぅっ!!!」



尻肉の隙間から漏れるくぐもった喘ぎ。
挟み込まれたその場所は彼を更に興奮させていく。
我慢しきれずに彼の舌はその場所をまさぐり始めた。
彼の唾液と舌で掬い取られた愛液がぴちゃぴちゃと
いやらしい音を部屋に響かせる。




「うふ・・・・そんなに夢中に舐めちゃって。
 もっと気持ちよくして頂戴。いかせて欲しいんでしょ?」




返事の代わりに舌の動きが増す。
あふれ出した体液を啜りだすかのように、その場所に吸い付いてくる。
蠢いた舌がアタシの中を掻き回す。
さっきまで彼の中を掻き回していたアタシが掻き回されていく。




「そうよ。そこが感じるの。
 中から溢れ出して来てるの判るでしょう?
 顔中いやらしい匂いを染み付けてあげる。」



彼の顔に擦り付けるかのように腰を揺する。
左右に首を振りながら、それを顔中で受け止めようとする彼。
その一方でアタシの手は彼のモノを弄ぶ。
身体をくねらせその快楽に彼は酔いしれる。
放出を促すその動きは、彼を限界に追い詰める。





「あっっ!!あぁっ!!ぅあっっ!!」



堪えきれなくなった彼の唇は離れ、喘ぎを漏らしつつ必死に腰を動かし続ける。
少しでも多くの刺激を与えてもらえる様に、アタシの手にこすりつける様に。
そんな姿を見下ろしながら、片方の手で根元を固く握り締めた。



「うぅっ!!な、何??」


「いきたいんでしょう?じゃあどうして欲しいのか言って頂戴。」





片方もう一方の手の指先で裏筋を擦り上げる。
いきそうになる程気持ちよくても、これでは根元の戒めが邪魔をして
出す事すら出来ないから。
たまらず先端から溢れた透明な液体で裏筋を指が滑っていく。
放出の期待を裏切り、焦らしながら彼の言葉をアタシは待つ。





「し、扱いて・・・・・・」


「どこを?」




そんな簡単な言葉だけじゃダメ。
ちゃんと自分の口で言うの。






「・・・・・おちんちん・・・・・」


「聞こえない。」



「おちんちんを・・・・・扱いて下さいぃ・・・・っ!!」




搾り出すような声で懇願する彼。
狂おしい程快楽を求めて。
全てをアタシに差し出すように。
いいわよ、気持ちよくしてあげる。





「そんなに扱いて欲しいんだ?
 じゃあ思いっきり扱いてあげる。たっぷり出してしまいなさい」





その言葉と共に根元の戒めは解かれ、両手を絡ませ上下に手を滑らせていく。
熱さを増したその昂ぶりは待ち望んでいた快楽に身を震わせる。





「あっ!あっ!ああぁあぁぅあぁぁっ!!!!!!」





全身を引きつらせ、尻に顔をうずめながら彼は熱く白い液体を
アタシの手のひらに吐き出していった。
息も整わず、言葉にならない声を上げている彼。
やっと手に入れた快楽と余韻に身体を預けようとしている。







けれど。
お仕置きはここから。







「ほら、まだ続きがあるでしょ。
 我慢出来なきゃお仕置きなんだから。」




厳しい声でそう告げ、手の動きを早める。
一度放出し、感度の上がった身体。
それまであれほど待ち望んでいた行為が苦痛に変わる瞬間。
快楽の先にある苦痛。
その先の快楽に続く苦しみ。




「ひぁああぁぁっっあっっ!!!!!!」





あまりにも鋭い感覚から吐き出される悲鳴。
慌てて逃げようとする彼の上で、アタシは姿勢を整える。
尻の肉に顔がめりこみ、絶叫は外には届かない。
暴れる脚は無視して更に激しく扱く。




「ふぐぅっ!うぅっ!!!ぐぅぅっ!!」



アタシの下で彼の苦しげな声が漏れ続ける。
全身が刺激される度に跳ね上がり、逃げ道を求め続ける。
やっとのコトで隙間から声を出すものの、制止の言葉は届かない。




「やっ!ダメぇっ!!お、お願いだからーーーーーーーーっ!!!」




暴れる間に外れたアイマスク。
その瞳には涙がにじんでいる。
だから泣かせちゃうって言ったのにね。
そんなコトを考えながら、扱く手の動きが更に激しくなる。




「ダメぇっ!!まだ出ちゃうっ!!出そう!!!」




苦痛の先の快楽。彼の見つけた出口。
その鋭い刺激が彼の奥から熱いモノを沸きあがらせていく。
まるで身体の中から搾り出されるかのような苦痛を感じながら、
より激しい快楽に飲み込まれていく。




「いくっ!!いくっ!!!いっちゃうぅぅぅっ!!!!」




快楽に身を任せたまま、彼はアタシの手の中で更に放出。
でも、アタシの手は離されるコトのないまま上下に揺すられる。





「あぁぁっ!!ダメぇ!!また気持ちよくなっちゃうからぁ!!」


「うふふ、良いじゃない。気持ち良いお仕置きなら嬉しいでしょう?」




そんな風になだめながら延々と手を動かし続ける。
ビクンビクンと身体を震わせながら、彼の身体は更に快楽を求めていく。
苦痛の中に見つけ出した快感は、普段のそれとは違う姿で彼の理性を奪っていく。
涎を垂らし、腰を振り乱しながら拒絶と懇願を繰り返す。

辛いから止めて欲しい。
辛いけど続けて欲しい、と。




散々焦らされていた身体が吐き出す場所を求めていたかのように。
何度も、何度も。




























































とは言っても(゚Д゚)y─┛









身体にも限界ってもんがありまして。










「あはぁ・・・・っ!!気持ちいいぃ・・・・またいけそう・・・・っ!!」




ウンウン。
そりゃ良かった。
でも、そろそろ時間でね(´∀`;)





「うん、判ってる。もうチョットだからお願いぃ(*´д`*)ハァハァ」




ハァ( ´・ω・)
そのままで帰すのかわいそうだからもうちょっとだけなら。
でももうちょっとだけだよ?流石に時間ないからね??



・・・・○○分経過・・・・・・




「もうちょっとだよっ。もうちょっと!(*´д`*)ハァハァ」




いや、もうティンコ萎えてますよ。
気持ち良いのは結構ですがね(´∀`;)
って。


「あぁん!!でるぅ!!(*´д`*)ハァハァ」



うぉっ!Σ(´д`ノ)ノ
ホントにいきおったww
そんな状況でもいくんかいww



「でもまだ気持ち良い・・・・もうちょっとぉ・・・・」





以下エンドレス_| ̄|○
結局回数はソコソコなものの、手コキ時間がムチャクチャ長くて。






ホントにね。
















































いっぺんに出せ、そんな
量あるなら(つ∀`)











そしてアタシの腕はビミョーに腱鞘炎_| ̄|○ウワァ




教訓。
腕動かなくなるまで手コキしちゃダメ( ゚д゚)ノ
何事もホドホドが一番っスよ。ウン。
こんなコトでココまで腕が痛くなるとは想定外Σ(ノ∀`*)ペチッ!!


いやはや、口は災いの元ですわ。
こっちも強気で出たから引くに引けないの_| ̄|○シクシク
流石に数日で元に戻ったけどねw



お陰でスランプは脱出したものの、暫く悲しい思いをしましたとさ(´∀`;)




だから今回はエロ小説じゃなくて悲話と言うコトでw