彼と一緒に住み始めて



スペースはあるはずなのに
眠るのは何時も同じ布団の中




飽きもせず毎晩のように抱き合って



そして抱きしめるようにして
眠りにつく






その日もそんな感じで
彼の腕の中に抱かれていたその時






「愛してるよ」






かすれるような声で
抱きしめながら呟く彼







いつもはぐらかされて
そのうち聞くのが怖くなって






聞きたくて聞きたくて聞きたくて
でも聞く事を諦めていた一言を






そんな不意打ちで聞かせるなんて









大きく見開いたアタシの目から
涙が一気に溢れ出て









泣きじゃくるアタシの髪を梳きながら
彼は笑っていた








泣きながらアタシも笑っていた


























初めて幸せすぎて泣いた夜