日本十大家紋の一つ「橘紋」 | 日日是家紋

日本十大家紋の一つ「橘紋」

橘はミカン科の常緑小高木で、四国、九州に自生しています。

古伝によりますと、垂仁天皇が多遅摩毛理(たじまもり)を常世(とこよ)の国につかわして、珍しい美果を求められたのが橘です。その名は伝来者の多遅摩毛理にちなんで名付けられたもので、多遅摩花から転訛したものと謂われています。

またそのデザイン性にも非常に優れたものがあり、数有る家紋の中でも鷹の羽紋などと並んで最高峰に位置すると言っても過言ではないでしょう。

形状としましては大別すると実と葉からなるものと、実と葉と花からなるものに分かれ、5葉(2葉は実の下部に対生し、あとの3葉は実のうしろに隠れるように先端のみ描かれています)のものが多く、実の数によって、一つ橘から五つ橘まであります。

使用家としては薬師寺家、小寺家が『見聞諸家紋』に始めて登場してから、徳川時代に至っては幕臣だけで100家を数えるまで増えました。

現在の分布としては大阪、和歌山、奈良など近畿地方に多く見られます。(引用:日本家紋総鑑など)

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