メール

抗がん剤が投与されてから４日経過後、朝から顔面に痺れが出るようになった。
胃も痛くなってきた。
携帯のメール、LINEが、仕事、友人など多くの人からメールが来て病状を心配してくれた。
しかし、そのLINEに息子（24）が「パチンコの帰りによるわ」と書かれたメッセージに、私の頭の中の血管がプツンと切れた。

面会時間終了間際の午後６時４０分頃、息子はマスクを付け病室に入ってきた。
私は、同室の他の患者に気を遣いながら、ストレートに言った。
「人が生きるか死ぬかの時、バイキンいっぱいのパチンコ屋帰りによく病院にこれたな」「今、免疫がないときに、感染症になったらどうする」「少しは気をつけろ」と言った。

息子はバツが悪そうに早々とかえってしまった。
この息子が後で私の命を救うとは夢にも思わなかった。

この頃、私の頭の中に、絶対生きてやる。どんなことでも耐えてやると強い意思を持つように心がけるようになり、「起死回生」という言葉をステイタスメッセージにした。

入院中何回でもメゲそうになることはある。自分をまず信じて、絶対に治ると信じることが大切だと思います。




今日はここまで・・・