ブログネタ:怖い話、教えて!! 参加中
先に言っておきます。
心霊的な怖い話ではありません。

ただ、本当に怖い話です。(ある一部の人にとっては、ね)



あ、電車で隣の男が寄りかかって寝てくる。
チッ…ミュキャスとかなら喜んで肩貸すのにウゼェ。



失礼、では本題に入ります。



それは6月のことでした。
家から駅まで車で5分…その短い時間に恐怖は襲ってきたのです。


車に乗り、エンジンをかける。
BGMはケツメイシの何か。弟が勝手に乗ってMDを入れっぱなしにしたようだ。

まあ、嫌いじゃなかったのでそのまま出発。

~♪~♪
夏の田圃道にぴったりで意外にノってきた。


ちょうど道のりの半分を過ぎた頃、MDのトラックを変えようと前を見ながらオーディオに手を伸ばした…


そのとき。


ぺたっ


伸ばした私の手に、何かが、乗った。

予想もしなかった感覚に、条件反射でそれひ振り払った。

なに?なにが今?

恐る恐る助手席の下を見ると…

…!!!!!!!!!

戦慄が走る。なぜ、ここに、いるのか。

それは少しずつ移動し、助手席へ、バッグへと動き回る。
それを見ながら、恐怖しながら運転するのは、とても危ないものだった。

このままでは事故る。もちろん私がハンドル操作を誤るという意味で。


はっ…いない。
しまった、見失った!

見えていても怖いが、見えなくなっても別の怖さがある。
それは確実にまだ車内にいるのだから。


ぺとっ


気がつくと、足下にいた。
車内で一人叫ぶ。

足をばたつかせると、それはまた移動し、次には運転席側の窓付近に現れた。

ひっ…と、思わず右手をはなし片手運転になる。


しかしこれはチャンスだ。
脅えながらもそれを避けながら窓を開く。
ウィーン…と窓が全開になり、涼しい風が吹き込む。

そして。

ドン!!!!っとドアに衝撃を与えた。


ぴょーんっ


それは窓から華麗にダイブを決めて去っていった――




わずか5分にこんな恐怖があるとは誰が予測しようか。


もう二度と車内で遭遇したくない…




 カ エ ル 。