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比嘉大吾vsクリストファー・ロサレス
さて、近々試合なので、ロサレスについて調べてみた
29戦26勝(17KO)3敗
長身のオーソドックススタイルの選手
正直日本人お得意の無名の安パイだと思ってたら、予想以上のレベルのボクシングをしている
全く安心出来る相手では無かった
無名ではあるが、比嘉を圧倒しうる実力を持っているように見える
さすがレジェンドの具志堅会長は強気だな、安易なマッチメイクを良しとしない
井上は具志堅ジムに移籍した方が良いかもしれないな
話が逸れた
ロサレスの特徴はフライ級ではかなりの長身、リーチを持つのに、痩身では無く筋骨隆々
マッチョなインファイトをする
ニカラグアの選手の特徴なのか、パンチ1発で終わらず10発くらいの連打に繋げてくる
パンチの種類も多彩で色んな軌道、角度を使い分ける
中間距離になると野性的な勘か思わぬタイミングでいきなり飛びかかってきたり、右の後に、更にノーモーションの右を伸ばしたりと読み辛い攻めも
多少の被弾は恐れず、異様な打たれ強さに任せて、カウンターを貰っても怯まず連打を続け、打ち合いに巻き込んでいく
防御技術はザルだが、手が止まらない為相手は一度守勢に回ると攻撃に移れない
前に出ることがそのまま防御となっている
本能的な野生動物の様な戦い方だ
少なくとも下の階級から上がってきた名前だけの落ち目のフェンテスとはレベルが違う
これまでに負けは3つ
世界王者レベルのセルビー、ヤファイ
あとは4回戦の時にキービンララに負けてる
セルビーは初回にダウンをするなど攻め込まれながらも技巧とスピード差による回避、カウンターで各ラウンドポイントをピックアップ、大差の明確な勝利になったが、ポイント通りではなく薄氷の勝利であった
比嘉には無理な戦い方
クリストファーロサレスvsアンドリューセルビーヤファイは見つからなかったが、おそらくセルビーと同じように捌ききったっぽい
比嘉に1番参考になりそうなのはキービンララとの試合
4回戦の頃だが、前に出るララに対し序盤距離が合わず攻めあぐんだため、僅かな差でララにポイントが行った…が徐々に修正、4Rは逆にかなり押している
なんとか判定でララが逃げ切ったが、余力があるのは明らかにロサレスの方
あと2ラウンドあれば倒していたように思う
またロサレスは今回の試合に向けて、ロマゴンを仮想比嘉のスパーリングパートナーにして練習しているらしい
他に2、3年前にもロマゴンとのスパーの動画がちょくちょく上がってるから、もしかしてジムメイトなのか?
正直この映像ではお互いに軽く打っていて迫力がないし、ロマゴンに軽くあしらわれてる感じがする
頭を付け合った接近戦での攻防は、リーチが長い故かややぎこちないように見えるが、ララとの試合では頭をつけてもガンガン手が出ていた
ロマゴンを仮想比嘉にして練習しているとなると、試合ではかなりの経験値となるだろう
順調に仕上げてくるとかなり厳しい戦いになると思うが、どうなるか…
比嘉、ロサレス互いにここまで前に出てくる選手とやりあった事は無いと思う
いかに相手を下がらせるか、そこに尽きる
先に引いた方が負ける
比嘉がスピードと的確性、ロサレスが身長リーチ耐久性で上待っている
この差が試合でどうなってくるか興味深い
バチバチに殴り合うタフファイトになると予想
この試合で未だ謎に包まれている比嘉の底力が見られる筈
もしロサレスに相手にあっさりKOで勝つようであれば、スーパーフライのトップ戦線に加わっても遜色ないレベルであるとみていい
…が、自分の予想では感情論いれて、激戦の末僅差の判定勝ち
比嘉はここが正念場だ