こんにちはです。

BBブログ水曜日担当のたけぢぃです。


すいません。。水曜日担当だというのに。。

木曜日のよっぴー嬢にお尻を蹴られつつ画面に向かっているとですよ。。


最近仕事×2で相当忙しい。。のですんで、時事ネタがないのです。

僕の好きなインド映画の話でも載せるとしましょうか。。


「Kabhi Khushi Kabhie Gham…」(時に喜び、時に悲しみ)

略して「K3G」。2001年度最高の話題作にして、インドのスーパースターが勢ぞろいしたこの映画は、

総制作費17億円というスケールのデカさ。


一言でいうとこの映画は家族の絆がテーマとなっています。

とある大財閥の御曹司であるラフルは、厳格な父親が進める良家の娘との縁談を蹴って、

下町の娘アンジェリと恋に落ちます。その結果、逆鱗に触れた父親から勘当されてしまい、

駆け落ちの如くロンドンへと移住する。ここまでが前半。


休憩を挟んで後半は、ラフルの弟ロハンが数年後にその事実を知り、留学という口実を作ってロンドンへと渡る。その目的は兄夫婦を探し出してインドに連れ戻し、家族を再生させることにあった。かくしてロハンは素性を明かさずにラフルとアンジェリの元で居候になりながら、父子を引き合わせようとするのだが・・・

あらすじはざっとこんな具合。かなり端折ってるようで、ほんとにストーリーとしてはこんなものなのです。

僕が好きな場面の一つは、ラフルとアンジェリが初めて愛の言葉を交わすシーン。

ラフルはインドの街角でアンジェリに愛を告白する。アンジェリは彼の差し出す手をスルリとかわして走り出す。

と同時に曲が流れ、次の瞬間には舞台がピラミッドのそびえる砂漠へと変わるのです。

いきなりエジプトかい! そりゃ飛びすぎじゃないの!? 

こちらの動揺などお構いなしに2人の愛のデュエットは既に始まっていて、

ピラミッドを背景に、代わる代わる「これが愛というものなのか」なんて歌いながら、

ラフルはアンジェリの腰に腕を這わせ、うなじに唇を寄せて、耳には熱い吐息を吹きかけるかのように、

お互い数ミリの距離で絡み絡ませの艶かしいダンスを繰り広げるのだ。

アンジェリが身に纏う赤や緑の原色のサリーが、ピラミッドや、それに続く白砂漠の景色に映えまくっている。

ラフルのピチピチのシャツも存在同様艶かしい。

そうこうしていると、いつの間にか舞台は元のインドの街角に戻る。

アンジェリが走り寄ると、目の前で彼女の父親と姉妹たちが無邪気に戯れている。

愛する父親と、愛を芽生えさせた男との狭間で、彼女は雨の中ひとり、滴り落ちる雨の雫に紛れて涙を流すのでした。


そしてもう一つの場面は映画の後半、ロンドンでラフルの家に居候になっているロハンが、

アンジェリの妹のプージャとこれまた愛を告げ合うダンスシーン。

曲が流れ出すと、その場にいる全員が突然男組と女組に別れて、

それぞれロハンとプージャのバックダンサーとなって踊り出す。

アンジェリと、居候がロハンであることに気がついていないラフルも心を許してダンスに加わり、

そしてラフルを勘当したあの父親が突如現れるところで、場の盛り上がりも最高潮を迎えます。

あれ? 親父さんはインドに居るんじゃなかったっけ? 

この際こういう細かいことに目くじらを立ててはいけません。

とにかくここでは頑固親父はラフルと抱き合って再会を喜び、

そして家族は一つになって踊るのです。曲のテンポが段々速くなっていく。

クライマックスに向かってビートも激しくなり、もはや皆手にしているショールを次々と空中に放り投げて、

老若男女入り混じってのトランス状態と化している。


その場面と並行して、インドの屋敷で一人、ラフルの母親が何かの気配を感じて、

居間への階段を急いで上がっていく。扉の向こうに、未だ会えぬ息子の息吹と、

夫の息子への愛情を感じながら。曲が最高まで昇り詰め、そして唐突に終わった。

饗宴は幕を閉じた。

母親が居間の扉を開く。

もはや明かりの消えた誰も居ない空間と、果てしない沈黙を目の前にして、母親は静かに肩を落とすのでした。


いや~、いい。いいです。

インド映画で感動して泣くなんて想像もできなかったですが、

インド製ホームドラマは、しっかり僕のツボを刺激してくれたのでした。