日本のメディアがバスケをもう少し勉強してくれれば・・・ | Bazookajoe's TRASH TALK

Bazookajoe's TRASH TALK

取り合えず日々の出来事を書きます。たまに映画の評論もしたいです。たまにテレビ番組の評論もしたいです。偉そうに評論なんて言葉使ってすみません。出来ればスポーツの話題にも触れ、世の中の出来事にも何か言ってみようと思います。ちなみに映像屋です。

 バスケ女子日本代表、惜しかったですね・・・。本当にあと一歩だったと思います。そこで超久々のブログのテーマは「日本のメディア、もう少しバスケットボールを勉強しよう」です。

 今回の惜敗を新聞とかで見ると、日本のメディアのバスケに対する認知度の低さを感じます。と言うのはほとんどのメディアが「3点差まで詰めるも、最後は突き放された」と言った感じの書き方、報じ方。でもそれって実は違っいて、本来ならば、バスケットボールと言う競技を理解していれば「3点差まで詰めるも、追いつき、逆転するには至らなかった」が正確な書き方だと思います。これはバスケの戦略上試合残り時間1分とかで3点、5点差などの僅差であればファールゲームに行きます。勝っている方も大きく突き放すためにどうのこうのではなく、時間を使いつつフリースローをもらうという戦略になります。と言うことは「突き放す」と言うよりは「追いつかせない」戦略と言うことになるんです。アメリカなんかだと「could not catch up!!」、「追いつくことが出来なかった」という表現を使います。ここの表現を間違えると、惨敗に聞こえますし、そう見えますよね。

 そしてもう一つ、日本のメディアの多くがすぐに「●●の高さの前に・・・」と身長の話を引き合いに出します。男子に比べて女子はそのあたりの体格差は顕著に出ます。だからこそ今回の日本代表は彼女たちの持ち味であるスピード、そして頭脳を使って本当によく戦っていました。プエルトリコ戦なんかはそれが如実に出ていて、見事にはまったので勝利しました。「身長差でのハンディがあっての敗戦」を必ずしも否定はしませんが、カナダ戦でもそれが決定的だとは思いませんでしたし、前述したように「スピード」「頭脳」を使った非常にいい攻撃パターンは組まれていましたので、本当にいい試合だったと思いますよ。カナダ戦ではパターンはできていましたけど、残念ながらシュートが入りませんでした。特に3ptsは日本が決めたかったですが、カナダが彼女たちのアベレージ以上に入れてきましたから・・・。

 結局これらのことを日本の報道がきちんと理解しないと日本のバスケはいつになってもマイナースポーツになってしまいます。カナダ戦に関して惨敗のように書かれていますが、もう少し次につながる的な書き方をしてくれないと、子供たちも夢を持てないでしょう。男子は可能性もなかったけど、女子は夢を見せてくれたわけですからね!! とにもかくにも日本のメディアがもう少しバスケットボールという競技に対して見識を深めて報道したら、もっと人気が出て世間の注目も集まると思うんですが・・・。あ、世間の注目を集めるために何も知らないジャリタレアイドルはいらないです!!