Vol.74 Spring/Summer 2011 NY Collection 2
300人のデザイナーが参加しています。
世界的なトップブランドから若手まで様々なスタイルを提案しています。
個性的な二人のデザイナーを紹介しましょう。
一人目は自然素材を使用した優しい服を作っているジョン・パトリック 。
ブランド名はOrganic by John Patrick. 前に紹介したFITのギャラリーで行われているEco-Fashion
というエキジビョンでも彼の服がエコファッションの代表として紹介されていました。
展示されたのは2008年の作品で、花柄の手刺繍が施されたオーガニック・コットンの繊細なブラウスとスカートです。
ジョン・パトリックは自分のコレクションを次のように語ってくれました。
ハドソンリバーを北上した郊外に住む彼はマンハッタンで仕事をする時は80年代にボヘミアンのたまり場として有名だったジェイン・ホテル
に宿泊します。
そこのカフェで話を聞きました。
「僕は美しい物、革新的なものを愛していて、旅行が好きで、いいボヘミアンを求めて世界中を旅行します。美しいものが存在するのが難しくなっている今、自然で美しい物をファッションを通して提案していきたい。オーガニックはマイライフなのです」
ジョンさんは自然素材を多用した美しい服作りの情熱を熱く語ってくれました。2011年の春夏も彼の優しさと情熱が十分に表現されています。
展示形式で、モデルたちがサマーハウスのベランダでくつろぐように佇んでいます。
キャメルのトレンチ、リネンのペンシルスカート、リネンのジャケットなどどれもとても清潔で、肌さわりがよさそうです。
可愛らしい花柄のワンピースは少女時代を思い出せる懐かしさが溢れています。
女性ならだれでも好きな服ですね。
もう一人はインド旅行からインスパイヤーされたコレクションを発表したメガハン・ウォルシュ のBlack Silkです。
インドで絵画やグラフックデザインを学び、 ニューヨークでクチュールの技術を習得し、今回、初めてニューヨーク・コレクションに参加しました。
メガハンさんは画家としても活動をしています。
今回のコレクションはアメリカの20年代30年代のムードと伝統的なインド王国の洗練さをミックスしています。
シルクの流れるようなドレスはとても優雅です。
黒のドレスを着ているのが、デザイナーのメガハン・ウォルシュさんです。
美しいメガハンさんはモデルと並んでも遜色ないですね。
ショーが行われたのはハドソンリバーを見渡せるペントハウスです。
高い天井、大きな窓、ガラス張りのバスルームがある素晴らしいペントハウスなら、メガハンさんのドレスが最高に映えますね。







