Vol.58 Jewelry Designer 1 Bliss Lau
Jewelry Designer 1 Bliss Lau
ジュエリー・デザイナー 1 ブリス・ラウ
ニューヨークのジュエリー・デザイナー15人の日本市場を任されている白井レナさんと出会ったのは20数年前です。マリー・クレールという女性誌に、「ニューヨークで夢を開いた女性たち」というレポート記事で8人ほどの日本人女性を取材した時の一人がジュエリー・デザイナーだった白井レナさんだったのです。
20数年振りに再会した彼女は今では、ニューヨークの若手ジュエリー・デザイナーを15人も抱え、彼女たちの日本でのビジネスを育てています。
「自分がジュエリー・デザイナーだったので、彼女たちの希望が良く理解出来ます」というレナさんはお姉さんのように若いデザイナーたちのビジネスだけでなく、デザインや個人的なことにも相談に乗っています。
15人の中から、日本でも人気の高い3人の有望若手ジュエリー・デザイナーを紹介しましょう。一人目はブリス・ラウさん ブリスさんはパーソンズ・デザイン・スクールで服のデザインを学び、服やバッグのデザインをしていましたが、3年ほど前にジュエリーのデザインを始めました。
ブリスと作品
ブリスさんは、まるで服をデザインするようにジュエリーをデザインします。
デザイン画
「私のジュエリーはメタル・アパレルと呼んでいます。まるで着るジュエリーなのです」
というブリスさんのジュエリーは、ネックレスと呼んでいいのか、ベルトと呼んでいいのかわかりません。従来のジュエリーの概念を超えているのです。
ブリス
いくつか新作を見てみましょう。
これはまるでパンツのようですね。黒レザーのスリムパンツの上にかさねたら、きっとクールでしょう。
これは、長いネックレスですね。ネックだけでなくボディ全体を飾るジュエリーです。
これは何でしょうか。実はブレスレットです。先端の丸いリングに指を通して、掌を飾る物です。
他のパターンもあります。ブリスさんはグローブという表現もしています。
レナさんがブリスさんを応援する理由は「彼女のジュエリーはエッジーで個性的、彼女独特のムードがあります。自分のスタイルを貫いているところが好きです」とのこと。
2005年のNY マガジン誌に2010年までに成功している若手クリエーターという企画でも紹介されたブリスさんはその予言通り、自分のスタイルを貫いて独自の作品を作り、米国で注目されています。
ローリングストーン
ローリングストーン誌のカバーを飾ったり、Sex and the City 2の映画にも使われました。
卒業したパーソンズでも教えており、メキシコシティでもレクチャーをしました。日本のセレクトショップのK3、ラ・サージュ、エディション、レ・セシル・ブルーなどでも彼女の作品を買うことが出来ます。
彼女の作品はこちら
でもっと見ることができます。








