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鉄道の安全を支える「メンテナンス部門」で…『深刻な人出不足』 脱線事故から15年、現場での「課題」
4/25(土) 13:03配信関西テレビ
鉄道の安全を支える「メンテナンス部門」で…『深刻な人出不足』 脱線事故から15年、現場での「課題」
カンテレ「報道ランナー」
会社や学校が始まる、いつもの月曜日の朝のはずでした。

鉄道の安全を支える「メンテナンス部門」で…『深刻な人出不足』 脱線事故から15年、現場での「課題」
カンテレ「報道ランナー」
2005年4月25日、スピードオーバーの列車が脱線。
乗客106人と運転士が死亡し、562人がけがをしました。

【JR西日本・垣内剛社長】(2005年5月)
「二度と同じような事故を絶対に起こさない、全社員が全力をあげて事故の撲滅に取り組むことこそが、この悲痛なお声に報いる唯一の道であります」

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カンテレ「報道ランナー」
JR西日本は、運転士を追い込み、危険な運転を引き起こした「懲罰的な日勤教育」を改め、ミスを処分の対象から除外。

「風土の改善」を掲げてきました。

公共交通の安全の専門家は、こうした取り組みを評価する一方、安全を支える現場に、ある問題が起こっていると指摘します。

鉄道の安全を支える「メンテナンス部門」で…『深刻な人出不足』 脱線事故から15年、現場での「課題」
カンテレ「報道ランナー」
【関西大学・安部誠治教授】
「乗務員のところとか、鉄道でも関連事業をやるようなところは人気職種なんですが、鉄道の安全を支えるメンテナンス部門というのは、かなり深刻な人出不足が起こっている」

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カンテレ「報道ランナー」
近畿エリアでは「毎日100ヵ所以上」で作業
【軌道工事責任者】
「工事件名ですが、線路脇の工事、定尺ロングレール交換…3月30日23時の45分から3月31日4時30分、この間に作業をしたいと思います」

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カンテレ「報道ランナー」
深夜の大阪環状線に約40人の作業員が集まりました。

これからレールを交換します。

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カンテレ「報道ランナー」
中核は、JR西日本のグループ会社や孫請けの軌道会社の作業員です。
本社の社員は数人だけで、直接の作業は行わずに現場を監督します。

近畿エリアでは、毎日100か所以上で約1500人の作業員がこうしたメンテナンスに従事しています。

【JR西日本近畿統括本部施設課・佐野功課長】
「列車の運行を支えているのは、私たちJRの社員もありますが、グループ会社、協力会社、この3者が一体となって列車の運行を支えていると思っています」

しかし、作業の中核を担う軌道会社は、いま深刻な人出不足に見舞われています。

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作業の過酷さから…若い世代が定着せず
JR西日本によると、ある会社では、作業員が2018年までの10年で23%も減少。
作業の過酷さから、若い世代が定着しないといいます。