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インテル・ショック懸念払拭でハイテク株に落ち着きも/株式オープニングコメント・強弱材料・支持抵抗

2012/07/18 08:14

インテル・ショック懸念払拭でハイテク株に落ち着きも/株式オープニングコメント・強弱材料・支持抵抗
[株式オープニングコメント]
 日経平均は25日線レベルでの攻防が続きそうである。引き続きこう着感の強い相場
展開となろうが、下値の堅さが意識されるだろう。17日のNY市場ではバーナンキFRB
議長の議会証言で追加緩和に言及しなかったことが嫌気されたものの、主要企業の決
算が相次いで予想を上回ったことが好感されていた。

 また、注目されていた半導体大手インテルの決算については、4-6月期の1株利益が
予想を上回る一方、売上高が予想を下回るなど、強弱感の入り交じる結果だった。時
間外では一時急伸する局面もみられたが、その後は上げ幅を縮めている。

 グローベックスの米株先物は落ち着いた動きであり、他の半導体関連への波及も限
られているようだ。そのためインテル効果は期待しづらいところであるが、何よりも
市場はインテル・ショックを警戒していたこともあり、弱い値動きが続いていたハイ
テクセクターには値ごろ感からの買いなども意識されそうである。

 引き続き米企業決算の行方を見極めることになり、物色の流れについても内需・デ
ィフェンシブ系にシフトしやすい状況とみられる。ただし、売られ過ぎのハイテクセ
クターに落ち着きがみられるようだと、日経平均への底堅さにつながるだろう。

 なお、17日のNY市場でダウ平均は78.33ドル高の12805.54、ナスダックは13.10ポイ
ント高の2910.04。シカゴ日経225先物清算値は、大証比30円高の8780円。ADRの日本
株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、ニコン<7731>が小じっかり。半面、コマツ
<6301>、住友商<8053>、富士フイルム<4901>が小安いなど、対東証比較(1ドル79.08
円換算)で高安まちまちだった。
(村瀬智一)