よく口癖の様に「自分が嫌い」って言っている人が居るけれど、それを聞く度に「あぁ、この人は自分で自分に愛の告白をしているんだな?」と思ってしまう。だって、裏を返せば「本当は自分の事が大好きで愛したいんだけれど、どうしても受け入れられない所があって好きになれない。」って言っている様に聞こえるから。ありきたりの表現になってしまうけど、自分を愛せない人は他人から愛される事もないんだよね。だから、どんなに「こんな自分は嫌だ!こんなんじゃ好きになれない!」って言っててもそれじゃあ永遠に自分の事を好きになれない。そういう所はナルシストを見習えばいい。もしくは意識高い系の人。両者ってあんまりいい意味で使われない。どちらかと言うとちょっと小バカにされている様な印象。だけど、共通しているのは「自分大好き」な所。他人がどんなにカッコ悪いな、ダサいなって思っていても、自分だけは自分の事を根拠もなく「カッコいい、かわいい、すごいんだ。」って思い込めているから。彼らに「どうして、そう思うの?」って聞いても特に理由はないと思うよ。ここまで極端じゃなくてもいいけど、エッセンスくらいは取り入れた方がいいかもね。外国人に自分の事を好きか?って聞いたら即答で「YES!」って自信満々で答えるんだろうけど、日本人だとそういうタイプは少数派だよね。これは国民性の違いかな?いくら自分が嫌いだとしても、だったら丸ごと誰か別人と入れ替わってみますか?そうすると多分、かなり違和感があって「これなら、いつもの自分でいいや。」ってなるかもよ。自分の中には自分が大好きな部分と自分が大嫌いな部分が同居していて、どちらの自分も折り合いを付けながら大きな自分の中に収まっているんだ。                                       「自分が嫌いな人にいきなり自分を好きになれって言ったって、はいそうですねとはならないから、めちゃめちゃ抵抗があったとしても嫌いなじぶんを許して、受け入れていくしかない。これでいいんだ、こんなじぶんでも大丈夫なんだ、ダメでも構わないんだ。そう思える証拠があれば、こんなじぶんもなかなかいいじゃん!って思える様になる。鏡を見るのでも、スマホで自撮りするのでも良し。最初は好きになれないその顔が、その内最高だと思える日が来るかもね。」今日もあなたに幸あれ。続く。