2024.07.21 神宮

横浜DeNA 7 - 8x ヤクルト

延長11回表に佐野が勝ち越しとなる2ランホームラン

 
2点ビハインドの9回表にオースティンの起死回生の同点2ランホームランが飛び出し土壇場で追いついたベイスターズ。
9回裏から10回裏の2イニングを森原が0封して迎えた11回表の攻撃。
2アウトランナー一塁から、佐野が値千金の勝ち越し2ランホームラン。
レフト方向へ強く押し込む佐野の得意技の1つ。
FA権を取得して更なる飛躍を求める打者としての価値を見せつけました。
 
あと1イニング。
乗り切れば、3日間に渡る乱打戦を勝ち越して終われる。
そのはずでした。
 

天国から地獄!坂本はつるべ打ち、守備陣形も浮足立って最後は京山が沈められる

 
11回裏のピッチャーは坂本を選択した三浦監督。
多くの方が坂本を予想していたことでしょう。
私もその一人でした。
ただ、坂本って、セーブシチュエーションって登板は経験が無かったと思います。
ましてや今日のゲームは序盤から打ち合いの中で、味方が土壇場で追いつき、延長で佐野の2ランが飛び出したゲーム。
必ず取らなくてはならないという状況の中、野手陣は総入れ替えのように守備固めの選手が出てきました。
坂本にとっては余計なプレッシャーが満載のマウンドだったと思います。
それでも出来る人は出来ます。
気にしないでいつも通り投げられる投手もいます。
 
しかし、坂本は先頭の丸山にヒットを打たれ、代打の青木への初球はストレートが抜けて頭部付近へのボール。
いや~、何だか危惧していたことが的中しそうだと胸騒ぎが止まりませんでした。
青木へはアウトコースしか要求しない山本。
それも全てストレート。
坂本とは違い、幾多の経験を乗り越えてきた青木には通用せず、レフトへ弾かれました。
このレフトをノーバウンドで捕球を試みた関根が痛恨の後逸で、なんと無死2,3塁の形に。
こうなると坂本も平常心は保てないでしょう。
もはやストレート1本に絞っていた次打者の長岡に高めに入ったところを叩かれて同点タイムリーに。
あっという間の同点劇でした。
 
慌てて京山を投入し、相手の送りバントを処理した京山の送球が緩くワンバウンドしたところを一塁ベースカバーに入った牧が捕球できずオールセーフに。
記録は京山のエラーでしたが、牧も捕球しなくてはならい送球でした。
 
以下のことを改めて感じました。
・最後を締めくくるピッチャーの難しさ
・極端な守備固めは逆にバランスを崩す
 
まだままだ状態が上がっていない山﨑も苦汁をなめながら長いことクローザーをやっていることはやはり凄いことなんですね。
 
なお、牧は2回にもイージーなセカンドゴロをエラーして失点へ繋げています。
このことで、ケイに余計な球数を投げさせてしまったことで、後々の体力に効いてきました。
 

試合を記録にならないミスもあり、ベイスターズの野球の粗さもはっきりとした

梶原、オースティン、佐野の大活躍。

梶原は4安打、オースティンは起死回生のホームラン、佐野も試合を決めそうになったホームラン、牧、宮﨑も序盤にホームラン。

ただ、14安打してホームランが4本も出てて7得点とは野球が雑過ぎる。

また、守りですね。

ここぞというところで、浮足立ってしまうところも成熟していない証拠。

 

まだまだベイスターズというチームは精神的に未成熟だということを痛感。

 

しかし、それであればむしろ今日の試合は敗けて良かった。

オールスター休み期間、各選手、ベンチもその辺りを真剣に考えざるを得ないでしょう。