2024.07.04 横浜スタジアム

横浜DeNA 3 - 0 ヤクルト

平良がプロ初完投初完封でチームを勝利へ

 
9回表、完封間近の平良が1アウトから代打の青木に粘られ球数を増やされた上でライト前ヒットを浴びました。
続く西川にはいい当たりをされるもライトフライに打ち取り2アウト。
そして代打の山田を打ち取ったかに見えましたが、1,2塁間をコロコロと転がっていきライト前へ。
2アウト1、3塁。
この時点での球数は108球。
点が入ろうが入らなかろうが、次に迎える打者、宮本でアウトを取れないようですと、平良のフィジカルを懸念して交代という判断になっていたでしょう。
そして当たっている宮本を最後は渾身のストレートで空振三振。
これがプロ初完投、初完封。
元来より球数少なくイニング消化できる能力を持つ平良は何度か9回のマウンドに上がった経験はあるものの、あともう1歩のところで逃してきた完投、そして完封を手中に納めました。
 
序盤からヒットを打たれるも味方の好守備に助けられリズムに乗っていきました。
特に2回は先頭の村上に左中間へ運ばれ、果敢に二塁を狙った村上を確実に中継プレーでアウトに。
続くサンタナにヒットを打たれるも、次打者長岡との間で仕掛けてきたエンドランで長岡が空振、山本がサンタナを刺して2つ目のアウト。
もう一つ言えば4回には先頭の西川にレフト線へポトリと落とされ、足の速いランナーであれば当然二塁を狙う当たりで西川は当然のように二塁を狙ってきましたが、関根の素早く矢のような送球でセカンドタッチアウトに。
ピンチの芽を摘む好守備が連発しました。
 
平良の場合、基本的にキャッチャーが構えたミットから大きく球道が外れることなく投げますので、野手としては非常に守りやすいのではないかと思います。
見ている方としてもイライラすることはありません。
 
そうこうしているうちに平良がメキメキと状態を上げていきました。
5回を11球、6回を8球で三者凡退に打ち取ると気が付けば平良のペースに。
味方が6回、8回に追加点を入れて3得点。
最後は平良が113球の熱投で締めくくりゲームセット。
 
見事な完封勝利でした。
ただ、彼の場合は、明日以降の肩や肘の状態が気になるところ。
しっかりケアして、次の登板に備えて欲しいです。
 

効果的に得点して勝ちゲームに、やはり野球は先発投手、そしてディフェンスが重要

今日は3得点で勝利。
この3点という点数は痛い敗戦を喫した昨日と同じです。
なのに、昨日は終始攻められっぱなしの苦しい試合でした。
今日は楽勝ではありませんが、それでも落ち着いていられるゲーム展開。
やはり野球の勝敗は先発投手が大きいのだと改めて思わされるゲームでした。
試合時間は2時間25分。
リリーフは一人も使わず。
ただ完封をしたということだけでなく、今日は週末に向けても非常に価値のあるゲームとなりました。
 
やっぱり野球は先発投手、そして守備こそが重要なんだということが分かりました。