2024.06.28 バンテリンドーム

横浜DeNA 5 - 1 中日

快投ジャクソン!7回を3安打1失点、理想的な試合運びを演出

初回から先発のジャクソンのストレートが唸りを上げて山本のミットを叩きました。
投球テンポもよく、無駄なボール球も少なく、結果球数も節約できてリズムも良くなる。
スライダー、チェンジアップを織り交ぜながら、指にかかったストレートを刺し込んでいき中日打線を翻弄。
外野に飛んだのは打たれた3本のヒットを含めて6つだけ。
21個のアウトの内訳は
・三振が8
・内野ゴロが8
・内野フライが2
・外野フライが3
ヒットはシングルが2本で二塁打が1本。
これでは中日打線も成す術がなかったでしょう。
取られた1点も山本のパスボールが絡んでのもので、事実上無失点。
 
そんな中、私が注目したのは味方が1点を先制した直後の4回裏のピッチング。
通常、均衡した試合展開から試合が動くと、その裏に何かが起こりやすいのも野球。
特にベイスターズの投手陣では味方が取った後に倍返しされるのはよくあること。
先頭の田中に対する初球は、アウトローにドンっと角度のあるストレートが決まりました。
そしてそのままセカンドゴロ、三振、三振と圧巻のピッチング。
まだまだ得点差は1点ながら、試合の主導権を握った瞬間でした。
 
味方打線が中日先発の難敵、高橋宏斗から更に3点追加して4得点。

週番には代わった祖父江から京田がソロホームランを叩き出し、チームは5得点。

8回からはジャクソンからバトンを受けた佐々木千隼が無失点継投を見せてゲームセット。

 

昨日のようにハラハラしながら延長の末に最後はサヨナラホームランで勝つというゲームはもちろん面白いですが、元来強いチームはしっかり守って取れる時に点を取って逃げ切っていく試合を積み重ねるもの。

今日の試合展開は実に見事なものだったと思います。

 

取れる時に取る野球が出来る

更に、オースティンを休ませ、筒香も出番なし。

度会、佐野、宮﨑が2安打ずつ放ち、打線に軸が出来、下位打線では京田が3安打。

徐々に得点が取れる打線になりつつあります。

先発投手は安定したピッチングをする陣容が固まってきています。

戦い方を間違えなければ、確実に上へあがれる状態。

連敗を無くし、取れる時に取る野球を進めてもらいたいです。