2024.06.16 ベルーナドーム

横浜DeNA 5 - 0 埼玉西武

プロ入り初完投、初完封、初のマダックス!父の日に石田裕太郎がスパーク!

 
8回に2アウトランナー1,3塁のピンチを迎え、今日当たっている1番の奥村を迎えたところで、ベンチの大原コーチが慌ただしくブルペンと電話で会話をしていました。
ああ、これは1点入ったら交代だなという状況。
 
カウント1-1からやや甘めの高さに入ったところを捉えられますが、これがサード真正面のライナーに。
何とかピンチを脱出したボールは、この回の17球目でした。
 
この17球というのが、この試合、イニング別球数の最多。
 
9回のマウンドに上がった石田は8球で三者凡退に抑えてゲームセット。
 
球数95球。
打たれたヒットは4本。
四死球は無し
取られた点は0。
 
ルーキー石田裕太郎の2勝目はプロ入り初完投、それが初完封となり、更に100球未満の95球でまとめ上げたマダックスを達成。
 
先週の日曜日、強敵ソフトバンク打線を相手に5回1失点でプロ初勝利を挙げ、チームの連敗を止めてから、そのままチームは昨日まで6連勝。
そして回ってきた2度目の登板をマダックスでチームを7連勝に導きました。
 
昨日の記事で私は書きました。
無心でマウンドにあがった1戦目と違い、この日は余計なことを考えてしまって苦戦するだろうという旨を。
蓋を開けてみれば、1戦目を遥かに上回る快投。
おそれいりました。
 
今日は左打者の懐を抉るようなシュート系のストレートでストライクゾーンを捉え、膝元の高さを軸としてストレートを内外に振り分けると、左打者にはアウトローへシンカー、右打者にはアウトローへスライダーと変幻自在。
とにかくキャッチャーが構えたミットから大きく外れるようなボールが無いため、相手打者がバットを振るタイミングや飛んでくる打球方向も反応しやすい。
結果、好プレーが増える。
 
ベイスターズに新星登場。
リーグ再開後はどこで投げさせるか、注目です!