2024.06.06 横浜スタジアム
横浜DeNA 1 - 3 オリックス
緊急登板の京山に光、石田の1イニング降板を繋ぐ大役果たす
線が細く見えるので勘違いされやすいですが、京山の身長は182センチ。
長身ではありませんが見かけよりも大きい。
ピッチングフォームはオーソドックスに見えますが、肩の柔らかさを生かしたリリース地点が非常に高いオーバースロー。
今年は球速も出ており、そのオーバースローから低めに決まった時のストライクは凄みがあります。
先発の石田が肩にトラブルがあったようで、1イニング、たったの13球で降板。
急遽京山に出番がまわってきました。
2018年にはすい星のように現れてシーズン序盤に先発で白星を重ねるも、その年の6勝を最後になかなか伸び悩み、近年は登板機会を失っていました。
しかし、ストレートに強さを増した京山が、チームの危機を救う3回無失点の好投。
最初のバッター西川を一塁強襲のヒットで出してしまいましたが、もはや彼も8年目。
落ち着いたマウンドさばきを見せてくれました。
そうは言っても時折ストレートがスポっと抜けて右打者の顔付近に飛んでいったり、ホームベース手前でワンバウンドしたりする部分は残っていますが、それが逆に相手にとっては脅威。
強いストレートに照準を定めたところで140キロ台のカットボールも効果的、しっかりと任されたイニングを無失点で終えました。
惜しむらくは・・・・。
この京山を3イニングで代えてしまったことで、後の試合展開が苦しくなったとも言えますね。
もう1イニング見たかったなと思います。
現在チームは明日からのソフトバンク三連戦でローテ再編成を慣行します。
これに石田が離脱となると、更に厳しい状況。
京山に少し光があたったかもしれません。
試合運び、前に突っ込み過ぎたか
初回に筒香の先制タイムリーで1点制するも、昨日に続いてスミ1で終わった打線。
まずはその打線が再三のチャンスを生かせずに2回以降無得点で終わった事が最大の敗因。
その上で、試合運びが悪かったことで終盤に息切れしてしまうことにもなりました。
石田のアクシデントにめげず、京山が繋ぎ、3番手のウィックが無失点で5回までで1-0と1点リード。
6回に佐々木が牧のエラーで出塁を許した後、二死1,2塁として西川を迎えたところで何と佐々木に代えて坂本を投入。
これはびっくり。
そして、残念ながらその坂本が西川にタイムリーを浴びて同点。
坂本は後続を押さえて同点どまりとしましたが、唯一の左ピッチャー坂本をここで使ってしまい、人数的にも非常に苦しくなりました。
8回に山﨑が1失点、9回に徳山が痛恨のワイルドピッチで1失点で敗戦につながりましたが、先に行った通り先制した後の中押しが出来ていれば展開は変わったし、緊急事態が発生したとは言え序盤に投手を繰り出し過ぎたことで流れが悪くなったことは間違いないですね。
痛恨の2連敗で敗けこし、明日からは強敵ソフトバンクを迎えての三連戦。
厳しい週末となりそうですが、選手たちが打破してくれることを期待します。