2024.06.01 エスコンF
横浜DeNA 4 - 3 日本ハム
9回土壇場、牧の決勝ホームランが飛び出す!
この日のスタメン、打順6番に名前が呼ばれたのは指名打者の牧秀悟でした。
右太股裏の肉離れから復帰して初のスタメン。
その牧が3-3の同点で迎えた9回表、1アウトランナー無しで4度目の打席が回りました。
先発の中川颯が右肩違和感で4イニングでマウンドを降り、5回から継投に入っている状況を考えると延長戦は非常に苦しい。
先頭の宮﨑に出塁を期待するも凡退し、得点するには長打が欲しい状況で迎えた打席でした。
6番、牧。
オースティン、筒香、宮﨑と並んだ後、相手としては少し出力を抑えたいとこですが、そうはさせないオーダー。
前の3打席は凡退はしているものの、体の動きは良さそう。
そしてカウント3-1となり、狙い球を絞りやすいカウントにしたところで、相手の田中正義が最も自信を持っているストレートが外よりに来たところ、ちょうど腕を伸ばしやすいコースに来たボールに牧のバットが衝突しました!
打球はセンター方向へグングン伸びて広いエスコンフィールドのセンターバックスクリーン左、高さが斜めに高くなっている特殊な形状のフェンスの上を超えてスタンドイン。
土壇場で勝ち越しとなる第6号のソロホームランとなりました。
これが決勝点となり、チームは2連勝。
三浦監督がこだわってきた4番の打順ではなく、6番での起用にキャプテンとして存在感を示した一発は、この日の勝利のみならず、今後の戦いにも大きな意味を持たせる一発にもなりました。
牧としても自分を忘れては困るという思いもあったでしょう。
スタンドに向かって改心のデスターシャを決めました。
牧が6番にいることの優位性
このところ1番蝦名に続き、森が2番で起用され、昨日は貴重な勝ち越しタイムリーを放ち、今日もヒットを放っています。
3、4、5番の後の6番に牧がいることは打線の厚みを生むことは間違いありません。
相手投手としては、昨日ホームランを打っているオースティン、筒香、そして前年首位打者の宮﨑には神経を使います。
その後の牧が要注意とはいえ、やはり注意力は落ちるところ。
また、今日は7番に入った大和がヒット1本、8番の伊藤光が一時逆転となる2ランホームランを含める2安打。
バランスよくバットが振れていました。
それにしても、復帰の牧が最後に一振で決めるとはちょっと出来すぎではありますが。
ただ、序盤に大チャンスを作って筒香、宮﨑が凡退して得点にならなかったシーンもありました。