5カードを終え、対戦が一周しました。
気がつけば4月も半分過ぎてますね。
ここまで善し悪しを確認し、今後訪れるゴールデンウィークの連戦、交流戦、勝負の夏場の戦いから終盤のラストスパートまで、首脳陣はロードマップを描いた上でチーム運用の計画を練り直しているところでしょう。
さて。
ベイスターズは現在9勝6敗で3つの勝ち越し。
唯一カード負け越しをしたヤクルトとの対戦で二夜連続で8回にパットンが崩れたり、阪神戦では5点リードをひっくりかえされるなど怒りを覚えるゲームもあるなかでも勝ち星を先行させているのは大したものだなと思っています。
そしてその成績をささえているのは先発投手を始めとした投手陣。
チーム防御率3.20はリーグトップ。
2位ヤクルトの3.51を大きく上回ります。
自責点47は最も少なく、失点の55は中日の50に次いで少ないのですが試合数はベイスターズのが1試合多いことを考えれば十分及第点でしょう。
大量失点で破れる試合も目立ちましたが、痛恨のエラーもあって自責点に含まれない失点もありましたが、やはり濱口と今永の完封勝利は大きいですね。
セリーグの各チームともベイスターズ以外では完封勝利は出していない中、ベイスターズから二人も完封達成者が出ているのは少々むずがゆささえ感じます。
先発ローテでは今永、濱口、上茶谷、井納が安定感を示している中で、京山と大貫が思い通りの結果を出せていません。
平良がどこで戻ってくるか、東がゴールデンウィークに間に合うか等、この辺りのマネジメントは序盤の戦いに大きな影響を与えるかもしれません。
一方、打撃の方では筒香、神里がOPSが1越えており存在感を示しています。
大不振なはずのソトが打率.204にも関わらずOPSが.814と高いのも面白い。
ヒット11本のうち6本がホームランは、大きな貢献な半面、計算しづらい部分もありますが・・・。
ただ、そういう大味な攻撃ばかりでもありません。
柴田、大和の二人がそれぞれ犠打を6つ決めています。
今年のベイスターズはこの二人に加え、投手による送りバントを積極的に使い、それが得点に結びついています。
そういう意味ではここ数試合は送りバントによるチャンスメイクが見られていません。
送りバントの有効性について異議が唱えられた時期もありましたが、無死一塁が一死二塁になることで相手投手のピッチングに変化が出ることは間違いありません。
守っている野手にも緊張感が増します。
強硬策に傾倒しないように開幕当初を思い出してもらいたいです。
次のカードはナゴヤでの中日二連戦。
まずは悲運のルーキー上茶谷に是非とも勝をつけたいところですね!