50kW太陽光発電所を雪国で設置するのは
可能かとの質問をブログ読者のKさんから
いただきました。
結論から言うと全国ほぼどこでも可能です。
一般に太陽光パネルの斜度を30度以上にしておけば
雪が積もっても自重でパネルから落下していくため
雪の重みでパネルが壊れることはないと言われています。
しかし、雪がパネルの高さまで積もって表裏両面が
凍ってしまうと、充填剤部分の劣化やパネルの歪み
等が生じて最悪の場合はパネルが破損する恐れがあります。、
発電量については先日お伝えした通り日射量によります。
また、雪は反射率が高いため、通常の地面に比べ2倍以上の
反射光を拾うと言われています。
雪国の太陽光パネルの角度が最適角異常に高く設定されるのは
雪の荷重対策をしながらこの反射光を拾うためです。
また、雪が降るのと日照量が少ないのは別の問題です。
私が太陽光発電所用地を確保している北海道の帯広では
年に数回雪はふりますが、極端に積もることはなく
冬でも腫れている日が多いので発電適地とされていました。
さらに気温が低いため温度上昇による変換効率の低下が
生じにくくなります。
これらの良い条件が整っていた上に地価が安かったので
帯広方面は太陽光発電のメッカとなりつつあったのですが、
北海道電力の連系拒否が相次いで発生したため、
だいぶトーンダウンしています。
そろそろ私の発電所計画についても結論が出てくれるといいのですが・・・・