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はるっぴがいたHKTと今

はじめて仲良くなったアイドル、それが、はるっぴこと兒玉遥さんでした。素敵な女優になることを応援します。そして、なっちゃん、めるるん、そのちんがいるHKT48もう応援し続けます。博多しか!なので。ちゃっぱらーん!


4月10日、兒玉遥さんが出演した
映画「大阪闇金」が封切られ、観てきました。
初日ということで、舞台挨拶もありました!



1週間の限定上映は、池袋シネマロサです。
朝早くから、チケットを確保してくれた、
めろっぴ仲間さんに感謝です。


感想を残したいと思いますが、
ネタバレ注意でお願いします。

闇金といえば、映画では
ウシジマくんが有名ですね。
大島優子さんが出た回もありました。
大阪の闇金といえば、萬田銀次郎さんですね。

ウシジマくんは、容赦ない激しさで、
いろんな相手と戦ってます。
萬田さんは、大阪らしく
人情味のある話になってます。

今回の「大阪闇金」は、その中間でしょうか。

舞台挨拶に登場したのは、
主役の柾木玲弥さん、
ベテランの中野英雄さん、
吉本坂46のメンバーでもある榊原徹士さん、
そして、我らがはるっぴこと、兒玉遥さんです。


当初、柾木玲弥さんは来られない予定でしたが、
舞台の稽古を早く終えて駆けつけたようでした。
そして、仕切りは監督の石原貴洋監督です。
この監督が、舞台挨拶で緊張していて、
思わず、隣にいたはるっぴから、
「大丈夫ですか」って声をかけられる始末。

(石原監督の顔を見る兒玉さん)

初めて監督をしたのが10年前で、
その時に上映したのが、
この池袋シネマロサとか、
感慨深げに語ってましたね。
ちょっとググってみると、大阪出身で、
最初は子供を被写体にしてた様子。
その後、バイオレンス路線に転向し、
「大阪外道」「大阪蛇道」
「大阪少女」などを撮ってきてからの、
「大阪闇金」ということですね。
優しい感じの監督さんで、
とても、バイオレンス映画を
撮り続けているようには見えません。

(人の良さそうな石原監督)

石原監督、風俗店の店長としても、
チョイと出演してました。

中野英雄さんは、
「この監督、全然カメラを止めないんだ」
とボヤいてました。
まあ、良い絵が撮れてない
ということでしょうねー。
仕方なく、中野さんや柾木さんが、
頑張ってアドリブかますと、
そこはきちんとカットされている
ということが、繰り返されていたようです。


まあ、舞台挨拶は、
主役があまり語りたがらないので、
なんとも言えない空気感で、
兒玉さんの挨拶のしっかりした感じだけが、
印象的でしたけど。

(手を振ってくれた兒玉遥さん)

映画そのものは、原案も、
石原監督が兼ねているということで、
やはり、ストーリーの随所に、
監督の優しさが滲み出てましたね。

中野さん演じる、闇金のベテラン・酒井の、
柾木さん演じる杉村春生への対応。

榊原さんが演じた、闇金の先輩・根津が、
借金の保証人になった工場の娘が、
春生と繋がりがあると感じると、
風呂に沈めず、事故現場の掃除人の
仕事を斡旋したこと。

組の親分が、立ち飲み屋で、
みんなに振る舞う姿に、
「俺、大阪好きだなー」と春生に語らせるところ。

そして、親分がコロナの持続化給付金を、
すべて働き手たちに還元させるところなどなど。
決して反社を称えるわけではないが、
随所に人情の厚さを垣間見せる。

バイオレンスシーンも、チャカは一切なし。
だから、ボコっても、
罪状は傷害で、実刑2年とかになるわけだ。

中野英雄さんの息子さんも出てた、
福田雄一監督の「今日から俺は」とか見てると、
かなりボコるシーンがあるので、
その辺は見る側も慣れてる感がありますね。
まあ、福田監督のは基本、コメディですけど。

ただ、石原監督の人情路線が、
エンタメとして、面白いかどうかは微妙かなー。

みんな悪人と謳った「アウトレイジ」なんかは、
人を撃つのに容赦ないし、この辺りは、
監督の人間性が真底悪いであろうことを、
滲み出させている。

ウシジマくんなんかも、
すぐに風俗に沈められちゃうし。

人間の心には、
善性も悪魔性も共存していて、
その割合が人によって異なる、
というのが私の考えなので。
(最近、野球を見てると、
ついつい毒のある言葉を
呟きたくなる自分は、
まだまだ毒性が強い)

今回の「大阪闇金」の中でも、
図抜けた狂気さを演じていたのが、
まさかの兒玉遥さん、
というところは、意外でしたね。


闇金の受付という役柄で、
短い出番ながらも、
2面性を見事に演じて、
人情のかけらも感じさせなかった兒玉遥さん。
よく、頑張りました。



もう一回は、観に行こうと思います。

また、機会があれば、
「大阪外道」や「大阪少女」も
観てみたいですね。 
私も大阪、好きなので。
 
 
[追伸]

4月15日、2回目、観てきました。

中山こころさんが演じる、
工場の娘は、借金の保証人になり、
風俗行きも半ば覚悟するのですが、
根津の温情(?)により、
事故現場の掃除人になります。

中山さんは、ちょっと夏菜さんに似た、
演じる雰囲気は山本彩さんに見える、
いい味を出してる女優さんでした。

しかし、この掃除人の
仕事の描かれ方がもう。。。
職業に貴賎はないと言いますが。

(この後「恨みます」と春生に呟く)

これを見ていると、明らかに、
お風呂屋さんの方が、明るくて、
マシ!って思えちゃう。
最近は、風俗嬢もAV嬢も、
YouTuberとかで稼ぐ時代ですからねー

ともかく、闇の描き方が、
猟奇的で、エグい。
絵がダークなんですなー。


「ここからは抜いたらあかんで」という、
最後の給付金の場面とか見ると、
やはり、ちょっと、反社を
持ち上げているように見えるんだよなー。。。



東京での上映は終わり、
4月24日から、大阪で上映します。

ちゃっぱらーん!ψ(`∇´)ψ