「突然だが、横須賀鎮守府へ移籍することになった」
突然の長門さんからの告知。
頭が真っ白になった。
私が今の鎮守府に入るきっかけを作ってくれた長門さん。
厳しいことを言うときもあったけど、私の精神的な支えだった長門さん。
それが突然移籍しちゃうなんて……。
今月いっぱいはいるみたいだけど、来月からは私を支えてくれる人がいなくなる。
司令官は様々なアイデアやフィーリングを活かして私たちを指揮してくださるけど、責任能力に欠け実質私が旗艦でありながら司令官代理だし、
赤城さんや夕張さんは優しいけど拘りが強くてなかなか私の意見を聞いてくれないし、
総司令官は考えがころころ変わるのでついていくだけでも一苦労な状態……。
私にとって自分の話を聞いて常に前向きな話をしてくれた長門さんがいなくなるのはショックだ。
それから、最近立て続けの深海棲艦との戦いや艦隊の統率に疲れて有給休暇をもらおうとしたんだけど、司令官が「春雨がいないと艦隊を指揮できない。何よりお前がいないのはさみしい」って言って譲らないので取らないことにした。
司令官のためにがんばるのはいいけど、本当のことをいえば私は日常を忘れてゆっくりしたい。
司令官はいつも私に対して「お前は僕の気持ちを分かってくれない」っていうけど、何かにつけて筒香さんや梶谷さんの画像を送って「僕よりもこっちの方がいいんだろう?」って言われるのは辛い。
司令官が他の男と比べるたびに自分の気持ちが伝わらなくて否定されているような気がしてならない…。
なんとか途中、横になって休んで乗り切ったけど、今日は身も心も削られるような1日だった。