
霞ヶ浦沿いから外れたところを走っていると、「大杉神社」
という標識が見えてきました
天狗の神社として有名なようです

お詣りをする前に、和菓子屋さんとお蕎麦屋さんを発見!
お腹も空いてきたところなので、こちらで休憩することにします

「開運そば」という縁起の良さそうなメニューをチョイス!
冷たいおそばの出汁に長時間のペダリングで火照った身体が癒されます
口直しについている、わらび餅も甘い物を欲していたのでありがたいです

立派な建物に圧倒されながら、境内に入っていきます
かなり由緒正しい神社のようですね
「大杉神社の詳しい情報はこちら」
海上に浮かぶ大杉神社
稲敷市阿波の大杉神社は、全国に670社ほどある大杉神社の総本宮です。
大杉神社の鎮座する場所は、『常陸風土記』に「安婆嶋」として登場します。
霞ヶ浦、利根川下流域、牛久沼、印旛沼、手賀沼、小貝川下流域などを内包する
常総内海(常総内湾)に突き出すような半島地形だったことから、古代において
この地は内海に浮かぶ島のように思われておりました。
律令体制以前この一帯は、菟上之国(うなかみのくに)という霞ヶ浦東岸域
(稲敷、行方、鹿島南部)と東総域(香取、海上、匝瑳)を治めていた国の一部と
伝えられております。菟上之国は菟上国、海上国とも表記され、常総内海の交易、
産物を中心として成立した小国で、ここに暮らす多くの人々は漁撈と農耕の両方を
生活基盤としておりました。他にも、製塩や玉造
(勾玉を中心とする信仰対象の装飾品の製作)も盛んで、
当時の大切な交易物資であったと伝えられております。
海河の守護神あんばさま
当時、菟上之国は広大な常総内海を支配域としておりました。その内海の
航路標識の役割をはたしたのが、大杉神社の巨大な杉です。この地が「あんば」
と呼ばれていたことから、巨杉に鎮座する神様は「あんばさま」と呼ばれました。
この巨杉は常総内海の人々の信仰の対象として、また海で生活する人々の交通標識
として役割を発揮していたと考えられます。後に舟運交通守護の神様として
利根川水系、太平洋沿岸の舟運業に携わる多くの方々にも信仰され、交通安全の神様
として篤い信仰を受けていました。
律令体制期に、菟上之国が内海の西にあった茨城国の一部に組み入れられるまで、
大杉神社は菟上国造を祀るもっとも重要な神社でした。その後菟上之国の海上支配、
交易権は、南下してきた仲国の一族が築いた鹿嶋、香取の両神社に移譲しましたが、
一般民衆の間では依然として、海河守護の神様としての大杉神社の信仰は温存
されつづけられました。
続く・・・