明日から春の交通安全運動らしいので、今年も気を付けなきゃと思います。
交通標記ってもっと分かりやすく設置してほしいよねとか、罠なんじゃないかってくらい分かりにくいことがあったり、日本の道路には不満もありますが(ーー:)
とにかく知らない道を行く時はいつにもまして注意ですね。
車の運転で思い出すカードというと、4番「皇帝」です。
ある夜、家族がぷんぷん怒りながら帰ってきたことがありました。
どうしたの?と聞くと、
「今すぐそこの道ですごい変な動きの車がいてもう少しでぶつかるところだった!あり得ない!!」とのことでした。
そこでふとタロットを引いてみたら、メイン「皇帝」サブ「太陽」でした。
19番「太陽」は何となく分かります。道路ってほんと太陽みたい・・・。
「太陽」って、サバンナでいろんな動物が同じ水飲み場を使っているようなイメージがあります。
皆がそれぞれ違う目的でいろんな思いで動いてるから、自分の思い通りにいかないんですよね。
自分だけ気を付けてればいいってわけじゃない。
遅刻寸前とか家族が危篤とかでものすごく急いでいる人がいるかもしれないし、体調が悪くてぼーっとしてる人、県外から来て初めての道で地図を見ながらの人や、洗濯物干してきちゃったけど降ってきそうだなとか考えてる運転手がいるかもしれない。
教習所でしつこいくらいに言われる、「だろう運転」じゃなくて「かもしれない運転」ってやつです。
企業の社長さんって意外とネガティブシンキングの人が多いと、私の先生が言ったことがあったけれど、そうかもしれませんね。
確かに4番「皇帝」ってネガティブシンキングかも。
国の王様の肩には、たくさんの国民の生活と安全がのしかかっています。
このくらいでいいだろう・・・なんて甘い決断は許されない。
震災の後、津波の防波堤問題が賛否両論でニュースになっていたことがありました。
村長の遺した水門で守られた村もありましたし、防波堤を超えたところもたくさんありました。
常に最悪の事態に備えなければいけないし、かといって備えすぎて莫大な公費が無駄になってもいけない。その決断を自分の責任で下さなければならない。
予想のしようがない、全くコントロールできないもの(19番太陽)に対して、
それでも想定外までも想定して計画し、コントロールするのがリーダーの仕事です。
昔「ばくおん!」というオートバイの青春アニメが好きだったのですが、ストーリーの中で教習所のシーンがあって。
教習所には必ず運転シュミレーターの実習があり、無理ゲーみたいなひっかけがあるものなんですよね。(^_^;)
アニメの中では歩行者が一気に車に飛び掛かってきて、絶対にクリアできないようになっていました(笑)
「太陽」は出ているけれども、それでもメインカードは「皇帝」というところが、運転というものをよく表してるなあ、と思いました。
人の動きや事情なんて予測しようがない。それでも予測しろ!とは、厳しいですが
車のハンドルには、自分と家族の運命がかかっている。そしてそれは相手も同じなんですよね。
だからまあ、半年に一度くらい気を引き締めるのもいいかも・・・と、春と秋の始まりには思います。