今年の3月20日は春分の日です。
占い的には特別な日なので、ちょっとスピリチュアルな妄想メモを書こうと思います。
このところずっと、
『ワンダービートS-スクランブル-』というアニメを見ていました。
家にDVDがあります。
手塚治虫が企画・監修で、今見ても絵のクオリティがとても高いアニメです。
ビジュール星という星が滅びそうになっていて、地球に「生命元素」を探しに来るという物語です。
ビジュール星人は地球人の体内にそれがあるんじゃないか?と考えて、毎回いろんな人の体に侵入してくるのですが、それを撃退するのが主人公のお仕事です。
「生命元素」なんて単語を聞くと、タロットをしている者としては、やっぱり「生命の木」を思い出すのですけれど。
生命の木の一番上のケテルという所は、「生命力の根源」で、
ウエイト版タロットの、各エースが当てはまっています。
エースには、ワンド(火)カップ(水)ソード(空気)ペンタクル(土)があるのですが、
中でも「生命元素」にふさわしいのは、「カップエース」なんじゃないかな?という気がします。
エースはみんな力の根源ですが、特にカップエースは他のスートよりも神秘的なんだそうです。
カップエース
(愛・イメージ・感情・夢の始まり)
こういう物語で敵側は、いつもエネルギーを探しているんですよね。
ビジュール星人も『魔法少女まどかマギカ』のキュウべえと同じで、「感情・愛情」というものが分からないのです。
それがないと、星全体のエネルギーが枯渇してしまう。
※ちなみにビジュール星人は栄養計算は管理されてて完璧
生命力=カップ。つまり、愛であり、想像力であり、夢であり、感情なのだと、私は思います。
この宇宙には、なんだか理由は分からないけど、
まず初めに「力」があったのだそうです。
力=物を動かすエネルギー。
機関車が動くには石炭が、自動車にはガソリンが、人体には食べ物が必要です。
食べ物から得られるカロリーは熱量なので、ワンドエース(火)が生命力のように思えます。
でも、人間の動力は食べ物以外にもある気がするのです。
それがカップエース(愛・イメージ・夢・感情)なんじゃないかな。
トランプで言ったらハートのエース。
手塚治虫はもしかしたら、そういうことを感じていたのかも?なんて思います。
アニメはアニマ(霊魂)、絵に生命を吹き込む仕事ですから。
その意味では、これだけ毎期アニメーションを次々と生み出す日本人は、ものすごいイメージ力の宝庫であり、
カップエースの絵のような、尽きることないカップの泉を遺伝子に持っているのかもしれません。
多くのアニメ作品で、
闇の側が高い科学力や戦闘能力を持つ代わりに感情や愛情を持たないこと。エネルギーを探していること。
そして最終回には愛と勇気と生きとし生けるものの生命力が、闇を凌駕することは不思議です。
普通は同じストーリー展開だと、○○の真似じゃないかとか、ワンパターンだとか言われそうなところだけど。
まるでそうなるのが当然かのように受け入れるのはなぜなんだろう?と思っていたのですが・・・。
最近は、単にそれが事実だからではないか?という気がします。
大げさに言えば、宇宙の法則なのかもね?
手を胸にあててごらん
ほら音がきこえるだろう
生きているただそれだけじゃなく
勇気が目覚めるメロディー
oh!Wonder Beat 力の叫び
oh!Wonder Beat 愛するひびき
このビートぶつけあえば
世界はまぶしくなる
(「ワンダービート」作詞:荒木とよひさ 作曲:伊藤アキラ 歌:燕奈緒美・真由美)
胸の鼓動は生命力の叫びであり、
それはイコール愛の響きであり、
それをぶつけ合うことで世界は光に包まれるのかもしれない・・・なんて。
この主題歌を聞いていると、そんな風に思えて感動するのです。
家にあるハートのレッドジャスパー置き石。