正義のコミュ力①の続きです。


タロットで人間づきあいのカードと言えば、8番「正義」の他に、

 

14番「節制」

 

19番「太陽」

 

が当てはまります。

 

14番「節制」は科学実験のカードと言われています。異なる材料を混ぜて、錬金術で金を作っている真っ最中。

 

何度も何度も失敗して、そして見事に金が出来上がったのが19番「太陽」です。

人付き合いで言えば「太陽」は、相手と自分がちょうどよくバランス取れてきた段階、天秤の支点が定まったところになります。

 

 

漫画『宇宙兄弟』にこんなセリフがあります。

 

「いや・・・これだと1機作るのが予算の限界だ。失敗できない。
失敗して壊れるの前提で最低でも2機作れるくらいの余裕があった方がいいよ。」


「やけに消極的だな 南波。」


「モノ作りには・・・失敗することにかける金と労力が必要なんだよ。」
 

(小山 宙哉 著 『宇宙兄弟』11巻 104話より )

 

そうです、「ものづくり」って失敗します。

一回でうまく行きません。私も子供のころから図画工作大好きでしたからよく分かります。

折り紙なんかでもそうです。昔は100均で手に入る時代ではなかったので、けっこう貴重でした。特に金色とかは一枚しか入ってません。たった一枚しかない金色の折り紙をくちゃくちゃにして涙した子供は多いのではないでしょうか。えーん

失敗を知った子供は、次からはあまり使わない色で実験してから、本番に取り組むようになります。

 

話しかけるって勇気がいります。

もし嫌な顔されたら・・

ずうずうしいかも?

逆によそよそしすぎたかも?

なんて、距離を測りかねて、相手の言ってないことまで妄想してもやもやしたり。

 

「正義」のカードは言外を妄想することはありません。感情や曖昧な憶測でしかないことは一切考慮しなくていいカード。コミュニケーションなら、相手の言ったことが全て。分からないことは聞く。とっても西洋人的です。

京都のぶぶ漬けどうどす?のたとえ話みたいな、言外を察する、空気を読む文化は、奥ゆかしい日本人の良い所でも悪い所でもあります。

 

外国のスクールドラマなんかで、ロッカーの前で

「ハーイ!メアリー。」

「ハイ、ジョン。」

「今週末、家でパーティーがあるんだけど、良かったら来ない?」

「あー・・えーと・・ごめんなさい、ちょっとその日は用事があって。」

「そ、そう、残念。」

「また誘って。」

「OK。バーイ。」

みたいなやりとり見てると、ああいうのちょっと見習った方がいいよなー、と思う時があります。

メアリーは用事なさそうな感じもするけど(笑)ジョンもちょっと気まずそうだったけど(笑)

でも、そこはお互い突っ込まない。めげないコミュニケーションがいいよね、と思います。

 

いや、めげてもいい。

最悪、懲りなければいい。

 

だって実験だもの。まだどうなるかわかんないんだもの。

失敗したら、エジソンみたいに、

「べ、別に失敗じゃない!

一万通りの上手く行かない方法を発見しただけだ!(`・ω・´)キリッ」

と、負け惜しみ言って立ち直りましょう(笑)

 

前回書いた天秤座のKさんも、そこが一番すごかったなあ。

「いやいや、その人は絶対話してもムダでしょあせる」って人にも、話をする人でした。もちろんすっごく嫌な顔されるんですよ、それでもコミュニケーションを投げることはなかったです。

話し合いの場を設けること、嫌々でもその場に相手が来てくれたこと自体に意味があるんだと、Kさんは言いました。

そんな彼女と同じ星座だと知ったときは、ちょっとうれしかったな。照れ

Kさんとまたいつの日か、お話しできたらいいな、と思います。