今回は私のタロットの先生、
愛月先生のブログからリブログさせていただきます。
ずいぶん前にこちらにたどり着き、
「へ~、私の魅了は?かあ。私も同じ質問で1枚引きしよう。」と思ったのですが、
結果はこの記事と同じ、「吊るされた男」でした。(^_^;)
「吊るされた男」は頭の考えと現実が釣り合わない。
「自分ではダメだと思っているところ、ちょっと残念なところ」を好ましく思ってくれる人がいる、ということなんですね。
ああ、それちょっと分かるかも・・と思ったのが、この記事を読んだときに、
映画「男はつらいよ」の寅さんを思い出したからなんです。
10代でグレて家を飛び出して以来、テキ屋稼業で日本中を飛び回る渡世人になって、
結婚もせず、惚れっぽいのにすぐ失恋する寅次郎は、たった一人の妹・さくらの心配のタネ。
俺がいたんじゃお嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ妹よ
いつかおまえのよろこぶような
偉い兄貴になりたくて
奮斗努力の甲斐も無く
今日も涙の
今日も涙の日が落ちる
日が落ちる
(「男はつらいよ」 歌:渥美清 作詞:星野哲郎 作曲:山本直純)
今だったら親がいないことや、「ご兄弟は何されてるんですか?」ということが影響することはあまりないと思いますが、舞台は昭和ど真ん中。
今よりずっと、タロットでいう「教皇」が強い時代です。
5番 教皇
寅さんは「愚者」のカードのような自由人で、本人もその生活が向いてるし気に入ってる部分もありますが、
世間や自分の中の理想像と違うことを、辛くも感じている。
寅さんの魅力は、
ヒーローじゃないところにある「哀愁」みたいなものだったのだと思います。
あともう一つ浮かんできたのが、
弁護士の中坊公平さんの著書
『金ではなく鉄として』です。
中坊弁護士の自叙伝なのですが、結婚の時の話が特に好きなんです。
小さいころから体が弱く、勉強もできなく、気も弱かった、という中坊さん。
結婚するならそういう自分の弱さを出しても大丈夫な人がいいと思い、
初めてのお見合いの席で、お相手に洗いざらい自分の欠点をぶちまけたのです。
するとその娘さんに、「なんと謙虚な」と気に入られて、一回目のお見合いで結婚が決まったという話でした。
イケイケバリバリな人の周りには、イケイケバリバリなお友達やパートナーが集まるのかもしれないけれど・・・
そうでない人間関係はホッとしますものね。
あと、残念と言えば、
アイコンにしている「ラピスラズリ」
青が濃くてきれいですし、縦3.5センチはある勾玉ですが、安かったです。
一緒に売っていたアベンチュリン(グリーンクォーツァイト)や水晶やローズクオーツの勾玉と同じ値段だったので、かなり低品質評価なんだと思います。
ラピスラズリはいくつかの鉱物が混ざった石で、濃い瑠璃色のなかにキラキラとパイライトが星空のように輝くものが良質とされていますが、これは見ての通り、パイライトが多すぎます。(-.-;)
でも店で見たときに、このさびたみたいな金銀色がとても素敵だな~と思って、思わず買ってしまいました。
ラピスラズリはすごく人気の石だし、文句なく美しいと思うのですが、欲しいか?と言われるとそうでもない・・という石でした。
すごく美人だけどタイプじゃないみたいな・・・。
でもこれはすごく好みで、写真に撮ってるうちに、これアイコンにどうかなー?と思い、それならハンドルネームもそれなりに・・・と思って、こんな感じになってしまいました。(^_^;)
「吊るされた男」の魅力とは、
日本語で言うところの「わびさび」に近い感覚なのかもしれません。
(ちょっと違うかな??(^-^;)