人生をかえた転機は

海外の免税店に勤めていて、彼女と結婚の話が急浮上して日本に戻ることになり、わがまま言って急遽、日本の本社に勤務先を戻してもらい、経理の仕事が水に合わずそこを退職して不動産の仕事に新たに就いて。最初の頃は朝早く夜遅くの仕事になかなか慣れず、営業でよい成績を残せなかった。

 

入社1年目は、先輩の雑務の手伝いやらチラシ刷りやら法務局に行って名簿を閲覧したり、先輩の決済、契約の代行業務をしたりと、なかなか自分の時間を作れなかった。入社して半年位して3ヶ月くらい0(売上0)を記録したことがあって、あのときは、もし今月も0を売ったら会社を辞めようと思って退職願を懐に忍ばせて、0を打って4ヶ月目にしてなぜか爆発的に不動産が売れて成績優秀者の仲間入りすることになり。

 

あの頃は会社の不満やら上司の悪口ばっかり酒の席で口ずさんでいて、自分でも荒れていたなと今になって思う。そんな自分が劇的に変わったのが、成績優秀者に続けてエントリーするようになり成績優秀者の仲間ができて、グアム海外旅行(研修旅行)をプレゼントされてからかな。

 

成績上位陣の人たちは前向きで、バイタリティー豊富な人たちが多く、経済の本やら自己啓発の本をたくさん読んでいて、会社に不満があるなら自分で会社に変革を起こすくらいのバイタリティーを持たないとダメだという考えを常に持っていた。酒の席で、腐ったミカンの話をされ、腐ったミカンが周りの腐ってないミカンをもじわじわと腐らせてしまう話を聞いたとき、そのときは自分の話をされているとは気づきませんでしたが、後日、自分のことを言っていたのだと自戒して、考え方を改めました。

 

それからしばらくして自分は悟りの境地みたいなものを開いて、後ろ向きな話は一切、しなくなりました。そこからは常にどんな会社に勤めてもリーダー格として会社を引っ張る存在になりました。あの時の腐ったミカンの話が、自分をよい方向に変えたのだと思います。

 

 

 

 

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