大晦日のNHK紅白歌合戦では個人的にたまらないコラボが実現した。

出場した福山雅治へのVTRメッセージを贈るというかたちで、昨年限りで引退した黒田博樹元投手が出演した。

 

この日、福山が披露した曲は「少年」。

なにもこの曲は、黒田がライブにて生で聴き、メジャーリーグから日本球界への復帰悩んでいた際に後押しされた曲ということだ。

 

この曲のどのような部分が当時の黒田の心に響いたのか、考えてみた。

サビの歌詞には、「間違いとか 後悔とか 何度も繰り返すけど あとどれくらい泣いたのなら 強くなれる? 風のように時代は行く 失くしながら つかみながら 走ってゆく」とある。

一箇所に限定はできないであろうが、この歌詞はおそらく影響を与えたのではないだろうか。

なぜなら、黒田の広島への復帰会見での言葉に感じ取ることができる。

「カープに帰るのは今年が最後なんじゃないかなと判断して、帰るなら今年しかない」「日本で、カープのユニフォームを着て投げる方が、最後の1球になっても後悔は少ないと思って判断しました」「僕自身これが最後の決断だと思って、決断しました」というような発言があった。

これは、広島で最後は現役を終えたいという想いがあり後悔はしたくない、ならば踏み出して進んでいこうということが「少年」の歌詞との解釈が合致する。

 

そんな黒田にとって想い出深い曲は、復帰後もよく聴いていたようだ。

VTRの中で、試合登板前によく聴いて気持ちを奮い立たせてマウンドに上がっていたということだ。

スポーツと音楽、分野は違うが相性はいいような気がする。

よくアスリートが試合前に音楽を聴くという話を聞く。

福山自身もオリンピックのテーマソングを作っている。

個人的に好きなアーティスト福山の身近な曲から超一流の野球選手黒田に影響を受けていること、違うフィールドにいる憧れの2人に接点があることに嬉しい気持ちになった。

 

黒田からのメッセージを受けて、福山は「大変光栄でございまして、歌を作っている人間にとっては冥利に尽きるお話でございます。本当にありがとうございます」と感謝を示した。

是非いつかの機会に、2人のファンとしては対面、そして対談を見てみたいと思う。

どこか雰囲気的に合いそうな気がするのは、勝手な想像だろうか。