フランスの学校では

9月が新学年、新学期が始まります。

今年は9月4日からでしたが、

9月18日に変更された、と言う噂が

TikTokから広まり

ちょっとした騒ぎになりました。

 

 

 

 

それはさておき、

今回のフランス語のレッスンで扱われたのは

新学期に際して行われた、

学校のシステムに関する親たちの

認識についてのアンケート結果の記事でした。

 

 

 

 

この調査によると

新しく教育省の大臣になったばかりの

ガブリエル・アタリ氏への期待は大きい。

Gabriel Attal — Wikipédia

もっともそういうことは就任時にはよくあることで

後はどうなるかはわかりません。

 

それに反して教育省自体は

教育の問題を解決する能力を持っていないと

親たちに思われているそうです。

 

今回の調査では

フランスの教育システムに

ついての満足度は全く低いことが

わかりました。

 

親たちの3分の2は

大学入学資格試験(バカロレア)の制度を

元に戻すことに賛成しています。

 

そして70%が

学校での性教育に優先性を持たせることを

反対しています。

 

実のところ大半の親が

生徒の質が全体的に悪くなり、

教師は威厳にかけていると考えています。

学校には暴力的・性的嫌がらせ、

言葉によるイジメ、

などが溢れていて、

子どもたちの安全性に懸念を抱いているのだそうです。

 

 

フランスの教育は

なんとも暗い見通しですガーンガーンガーン

 

日本でもイジメは大きな問題だけれど

今の若い人は本当に

よく考えているという印象があります。

他人を傷つけないように

よく気を遣っている若い人たちが

増えているのではないかしら?

 

 

ところで

大学入学資格試験(バカロレア)の制度を元に戻すというのは

テストでの結果だけで

合否を決めると言うことです。

もともとこのような制度だったのですが

現行では学校でのテストも加味して

バカロレアのテスト結果を決めているそうです。

 

私は、

テストの時に緊張して失敗するかもしれないから

学校での普段のテスト結果を考慮して

決めてもらった方が良いのではないか、と考えます。

 

でも、フランス人の先生によると

厳しい先生も優しい先生もいて

教師によって学校の採点がまちまちだから、

それはそれで不公平になるというのです。

 

私は日本で不公平な採点をされたという

記憶がなかったように思いました。

でも、それは

日本での学校のテストは

大抵〇✖式問題だったから

教師の主観が入り込む余地が

少なかったからかもしれません。

フランスでは記述式が多いので

厳しい採点、甘い採点、ということも

ありうるのでしょう。

 

 

日本の教育にも

様々な問題がありますが、

私は比較的良好なのではないかと思います。

平均化されているとよく言いますが

日本人がおしなべて

辛抱強く良心的であるのは

素晴らしいことです。

外国のよいところを取り入れつつ

この良さを守っていけたらと願います。