モロッコへ行ってきました。
コロナ禍で3年余り、旅行は自粛していました、
国内外とも。
モロッコはラマダン中でした。
そのおかげで
町は空いていて良い写真が撮れました。
モロッコ人は概ね親切でした。
スリや泥棒にも合いませんでした。ラマダン中だったおかげかもしれません。
モロッコ人はフランス語を話します。
フランス人の先生とレッスンでフランス語を話す以外で
フランス語を使うのは初めて、といえます。
なんとね!
Chefchaouen, シェフシャウエン、 とも
Chaouen, 単に、シャウエン、とも呼ばれています。
街から見える2つの山の頂きが、この地名の由来になっているとか。
坂や階段が多いし、日向は暑い。
年配の方々にはきつそうでした。
(同じホテルに投宿していたカリフォルニアから来た
アメリカ人の団体旅行の一組の老カップルと
朝食時にお隣になりましたが、
足腰が悪いので大変だった、とこぼしていましたわ)
でも
昼間はご覧の通り、
街はほとんどひとけがなくて、
ゆっくり観光できました。
日が沈むと1日の断食が開け、町は活気が出てきます。
家族や仲間と食事を取るのだそうです。
断食明けの食事を心から喜んでいるようでした。
このラマダンの断食はひとつき程続きますが、
子ども、妊婦、病人はする必要がないし、
1日に80㎞以上移動した場合も
例外になるそうです。
イスラム文化に触れ、考える、良い機会でした。
イスラム教には5つの大切な柱があると聞きました。
Les cinq piliers de l'islam (イスラムの5つの柱)
1:La profession de foi (信仰告白/信仰の宣言)
2:La prière (祈り)
3:L'aumône (貧者への施し)
4:Le jeune du mois de ramadan (ラマダンの断食)
5:Le pélerinage (巡礼)
乗り継ぎ地のドバイでは
巡礼のためにメッカに向かうイスラムの団体旅者を
多く見かけ、それは壮観であり、その熱意に
感動しました。
宗教がその人の人生の根幹になっているということは
縛りも大きいけれど、
迷うことなく生きられるわけで
まさしく心の安寧を得られるのだと少し羨ましく思いました。