前編はこちら。

イギリスの配偶者ビザ取得できず、観光目的ならビザなしで入国できるはずが長期滞在だと審査が超厳しくなって入国拒否も全然あることを知り正直死にたくなってた私。
そんな私に夫は、英・ヒースロー空港から入国ではなくフランスで夫と合流→ユーロスターで英国入国ってのはどうや?と提案。


そして私は仏・シャルルドゴール空港に降り立ったのです。
私の前に並んでたロシア人は10分くらいかかっていたから早速心配になりました。
同じ飛行機で来た日本人団体客の添乗員さんが
「私たちはトルコで乗り継ぎしていますから、少し時間がかかるかもしれません。」
と、ツアー客じゃない私にまで呼びかけてくれてやっぱ時間かかるよねーと思いました(ずっと後をつけていたから、仕方なく私の面倒も見てくれてた)。

しかしいざ自分の番になると、そんなことはなかったです。
ぶっちゃけボンジュールって挨拶したら無言でスッとパスポートにスタンプ押してくれました。
瞬殺。
滞在目的も日数も聞かれませんでした。
テロがあったのにそんな緩くてええんかとこちらが心配してしまうくらいにあっさり。
けれども結果オーライ。
シャルルドゴールでの入国審査はあっけなく終了。

だがしかし、俺たちの戦いはこれから。


ユーロスター・パリ北駅のイギリスへの入国審査は、やはり難関だった。

入国カードを記入するのだが、2ヶ月の滞在予定なのに夫がビザなしで滞在できるマックスの6ヶ月で申請しろと言って聞かない。
仕方なくそう記入しました。
入国管理官の英語は超早口でした。
全て夫が受け答えしてくれたけど私一人だったら何回も聞き直してめちゃくちゃ時間かかっていたでしょう。
予想通りかなり疑いの目で見られているようでした。

「帰るの3月なのに何で6ヶ月も申請すんねん。仕事できひんのにお金どうするつもり?
イギリスに居つくつもりちゃうの?」

イギリスは徹底的に移民を入れたくないので長期滞在する外国人には警戒しています。
特に私のような外国人嫁は、偽装結婚を疑われます。
(離婚して生活保護受給目的とかね)

夫は
「法的には6ヶ月いけるやろ?俺の嫁やし俺が面倒みるし、国の世話にならんし。
それに近いうちに嫁と日本に移住するから不法滞在は絶対ない。」

と答えました。

私も

「イギリスなんか絶対住みたくありません。」

と日本に必ず帰るアピールしまくりました。


入国管理官は

「今回は許可するけど、次回の入国は今以上に厳しくなると思う。」

という言葉と共に、しぶしぶパスポートにハンコを押してくれました。

なんとか許可は下りたけど、なかなか厳しかったです。
一人だったら私絶対入国拒否されてたような気がする。
あなおそろしや。


今回で分かったことを箇条書き。

・フランスの入国審査はボンジュールでパスできる。※ただし日本人に限る。
・イギリスの入国審査はユーロスターでも厳しい。
・イギリス人の配偶者がいる方は可能なら一緒に入国審査を受けた方が絶対良いです。
・今回は滞在期間6ヶ月で許可してもらえたけど、危険なので真似しないでください。
・念のため銀行の残高証明と婚姻受理証明書の原本と英訳を持参しましたが夫がやりとりしてくれたせいか出さずに終了。
・夫によるとユーロスターの入国管理官は空港よりフレンドリーらしい。
・今はテロの影響?で日本ーフランス間が安い航空会社がある。ユーロスターも早めに予約すれば運賃1万円以下になるので、パリ経由でイギリス入国は上手くいけばかえって安い。

フランスで降りてユーロスターで入国するイギリス、まあおすすめです。
私のように入国審査にgkbrしている方の参考になればと思います。

おまけ
ユーロスターの車内。
ガラガラ。


イギリスの駅、セントパンクラス駅。
ハリーポッターに出たとかなんとか。
知らんけど。



おしまい