馬超の気ままウォーキング・趣味の記録

馬超の気ままウォーキング・趣味の記録

歩いて歴史上の史跡や雰囲気の良い風情を楽しみながら歩くのが好きです。その土地の小さな史跡も大切で、ゆっくり時間が流れる場所が大好きです。日記のつもりで記録していますので文字が多くて読み辛いと思いますが、興味のある方は観て頂けたら幸いです。


3月23日 5日目

前回の続きです。


義経の弓流しを観ながら、川沿いを歩いていると、程なくして『洲崎寺』に着きました。

この洲崎寺には遍路の父と呼ばれている『真念上人のお墓』があるらしいので寄らせて頂きます。


新しく立派なお寺さんですが、静かな佇まいの不思議な雰囲気のお寺さんでした。

中に入ると、こちらにも源平合戦縁の展示が多々あります。


そして、真念上人のお墓がありましたので御参りさせて頂きます。

決して広くは無いお寺さんですが、歴史的にも価値あるお寺さんですので、この辺りを歩かれる際には是非寄られる事をお勧め致します。


洲崎寺を後にしたら、『山田屋』でうどんを食べようと向かいましたが。。。

とんでも無いくらいに人が並んでおり、歩き遍路者にとって、待つ訳にも行かず断念します。


そのまま八栗寺に向かい、ケーブル乗り場の側に蕎麦屋さんがあったのですが、営業時間終了してます。

仕方無く八栗寺に向かっていると、何やら茶店風のお餅屋さんがあります。

導かれる様に中に入ると、チャキチャキした女将さんが、

「今から作ってあげるから、何個食べるね?」

「お昼食べて無いので腹ペコなんです。2個下さいな」と私。


私が大好きなヨモギ餅でして食べてみると、信じられないくらい柔らかくて、アンコも程よい甘さなんです。

もう美味くて旨くて、ガツガツ食べていると、

女将さん「ちょうどあんたが腰掛けている場所に、寅さんも腰掛けて、餅を食べてんよ」


私「えっ? 寅さんってあの寅さんですか?」


女将さん「そうや、渥美清さんがロケでいらしてここで休憩してたんよ。ほんと丁度、あんたと同じ場所だったわ」

店内を良く観たら、「男はつらいよ」の写真が展示してありました。

昨日としては第46作 寅次郎の縁談のラストシーンなんだそうです。

私、一応は寅さんファンなんですが、知らなかったのは不覚です。

皆さんも八栗寺に行かれる際にはケーブルカーでは無くて、このお餅屋さんに寄らせてみてください。

男はつらいよロケ地はもちろん、お餅も絶品です。


お餅屋さんを後にして歩いていると、直ぐに休憩所が見えて来ました。


さっき休んだばかりだからスルーしようとしていたら、

「お遍路さん、寄って行かれて下さいなー」

とお誘いが。 

お接待は断ったらいけませんので寄らせて頂きますと、こちらでは冷たい甘酒をお接待頂いたのですが、これがまた絶品!

思わず2杯お代わりしちゃいました。

その上、麦茶も頂いてゆっくりお話していると、今後は手作りのお地蔵様も頂戴しました。

このお地蔵様ですが、遍路業界では有名なさえぐささん(80代の歩き遍路者)の手作りで大変貴重なんだそうです。

もう有り難くて感激しちゃいました。

その上、たまたま寄らせていた、地元の方に八栗寺までの山道参道を同行接待頂いたのでした。


そして八栗寺に入り、最初に出迎えて頂けるのが、お大師様です。


↓第85番札所 八栗寺 仁王門と奥に本堂

↓大師堂

↓瑜祇塔

八栗寺参拝後は志度寺までの遍路みちを歩きましたが、9回目区切りはこの辺で終わり。

八栗口駅から帰宅の途についたのでした。

9回目区切り打ち終了