私は、研究者を目指していた時期がありました。
基礎研究にどれだけカネなどを投じることができるかが、先進国のレベルを示すものです。
国力のない国では、基礎研究はなかなかできませんからね。
「基礎研究は国力」です。
基礎研究は低い偏差値のバカではできないし、研究設備・実績がないと結果を出すことは難しいです。
今回の「最先端の獣医学部」設置の話となると、医学部・理学部・薬学部・工学部・農学部が高いレベルであることが必須条件になります。
そういう意味では、「石破四条件」とは、実質は、「旧帝大以上の内容の大学」ということになります。
優秀な研究者を作るということでは、当たり前の話です。
加計学園のような低い偏差値のFラン大学、おまけに実績もない大学は論外なのです。
旧帝大なら、すでに高度な研究設備が整備されている。学生の質も問題なし。
最先端の研究を取り組むには、すでに最適な環境になっている。
最先端の研究をするならば、総理大臣の権限(政治判断)で、「旧帝大(あるいは東大・北大)で(獣医学の)最先端の研究を推進する」とすればいい。
優秀なところに研究をやらせればいい。というか、優秀なところにしか最先端の研究はできない。
しかし、「基礎研究」「学問とは何か」を知らない、安倍晋三や金儲け主義者にとっては、我々の考えていることは、邪魔なのです。
だから、加計学園のような劣等な大学を平気でねじ込む。
「Fラン大学のニーズもある」
「行きたい人間がいるのだから、行かせればよい」
などと、平気で言う。
私学助成金などの補助金が入っていないなら正論だが、現実は税金が投入される。
国公立大の受験にもパスできない人間が、最先端の研究なんかできるわけないがない。
数学・物理学・化学・生物学などが高校レベルにないのだから。
優秀な人間を集めて、そこで研究をするのが合理的。
旧帝大をはじめとして、優秀な大学をすべて排除して、加計学園。
おかしな力学によって、行政が歪められたといえるし、談合とも言える。
マジでバカには政治をやってほしくないものである!
あと、規制緩和論者は金儲けのことしか考えていないから、私は否定する。
特に今回の「特区」は、あまりに酷いものである。
入ってくるものは、劣等でクズばかり。
同じ権力を使うなら、純粋な能力の優劣で決めるほうがはるかに合理的である。
また、「基礎研究」には、経済原理は適用すべきではないと考える。