“バッティングドクター” 舘野 薫のバッティングクリニック

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あなたのバッティングフォームから「悪い部分」(無駄な動作)を取り除き、天才スラッガーと同じスイングに「治療」する、日本でただ一人のバッティングドクター舘野薫のバッティングクリニック

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こんにちは、バッティングドクターの舘野です。
当ブログをご覧いただきありがとうございます!


 

記念すべき最初の投稿は、バッティングの主役は「バット」という話をします。


 

古来から人間は道具を作り、その道具を使う方法をマスターしてきました。ツルハシやシャベルで穴を掘り、杵を使って餅をついてきました。


 

そのうち、同じ道具を使っているのに、人よりも早く穴を掘り、人よりも早く餅をつける人が現れます。彼らに共通するのは、この道具を「効率よく使う」にはどうしたらいいかを研究し、体系化して「正しい使い方」(コツ)をマスターしたということです。


 

なので、そんな「コツ」を知らない人がいきなり道具を使うと、同じ道具を使っているにも関わらず、作業スピードは遅く、しかもすぐに疲れたりします。


 

前置きが長くなりましたが、これはバットという道具を使うバッターにも同じことが言えるわけです。


 

人よりも速く、遠くに打球を飛ばそうと考えるなら「バット」という道具を効率よく振るための研究が必要です。つまり、バットの「正しい使い方」をマスターする必要がある、ということです。


 

ところが、道具がバットに変わった途端に、多くの人がそのことを忘れ、効率よく振ることよりも、「力強く振ること」の方に考え方を「シフト」します。


 

筋トレをしたり、体づくりをしたり、タイヤを叩いたりして、力強く、思い切り振ることを考えてしまうのです。


 

また、親や指導者も「思い切り振れ」「上から振れ」と当たり前のように言っていますね。つまり、この瞬間からバッティングの主役が「バット」から「バッター」に移ってしまったのです。


 

これは、初めてツルハシを使って仕事をする人に「とにかく思い切り振れ」と言っているのと同じことです。当然、効率も悪く疲れますよね。


 

でも、多くの人が、ツルハシを思い切り振るために筋トレをしたり、スタミナをつけようと走り込みをしたりするわけです。


 

何かヘンだな、と思いませんか?そんな事をしなくても、ツルハシに「効率よく働いてもらう振り方」(コツ)をマスターすれば、筋トレもスタミナも必要ないですよね?


 

一つ、例をあげると、試しに今の小学生にハンマーを使わせるとどうなるかわかりますか?


 

なんと、手首を固定したまま、力まかせに振るのです。(どうして手首を柔らかく使ってハンマーの重みを利用しようとしないのか?と結構驚く光景ですよ。)


 

これがどういうことかはお気付きだと思いますが、これは単に子供たちがハンマーという道具の「正しい使い方」を知らない、ということです。ハンマーを発明した人がその姿を見たら、きっとこう思うに違いありません。


 

「あのなぁ、俺はそんな風に使うために、ハンマーを「あの形」にしたんじゃないんだよ。何のためにあの形にしたのか考えてくれよ!それじゃ棒で叩くのと同じだろうが!」と。


 

これは、バットにも同じことが言えるのです。私はカウンセリングの時に、その場で“患者”さんのフォームを見て、バットの正しい使い方ができているかを必ずチェックするのですが、98%の確率で、正しい使い方が出来ていません。みんな、バットをラケットのように振るのです。


 

おそらく、バットを発明した人が見たら、きっとこう言います。「あのなぁ、俺はそんな風に使うためにバットを「あの形」にしたんじゃないんだよ。何のためにあの形にしたのか考えてくれよ!それじゃ、ラケットと同じだろうが!」と。


 

もし、道具(バット)の「正しい使い方」を知らない子供たちに、ただ「思い切り振れ」と言ったらどうなるでしょうか?


 

そうです。間違ったバットの使い方を、一生し続けることになります。ハンマーを「手首を固定したまま」振る子供と同じように、これから先もずっと「間違った使い方」を続けることになるのです。


 

しかし、一旦「正しい使い方」さえマスターしてしまえば、「軽く振っても打球が飛ぶ」ようになります。「楽に振れる」ようにもなるので、いくら素振りをしても疲れなくなります。何時間もツルハシで作業しているのに、全然疲れないようになるのと同じことが起こるのです。


 

なぜ、そんなことが起こるのかは、次回、お話しします。


 

ありがとうございました。