中国地方政府、省エネ達成へ強制停電 生活・企業を直撃

 このニュースから読み取れるものは異常に多い。中国という国家の行動パターン、そして省エネ達成のためのアクションの仕方の一例として。
 中国は民主主義国家ではないので、国家の戦略が国民の声よりも優先する。なので、エネルギーの使いすぎは停電しちゃえばいいというアクションにつながるのも頷ける。そもそも国民総生産に比例した省エネという目標自体がいいかどうかは別として、エネルギー効率を高める目標としてみれば、ひとつの案ではある。単純に電気代をあげるのが効率をあげるための正しい策にみえるが、電気代を決める担当者と、エネルギー削減を担当する人間が違うのであろう。無差別に遮断するって決断は、国家のためならいざとなれば力ずくで行使ししてしまうという体制を実に良く表しているだろう。これは軍事的にも当てはまることを忘れてはならない。
 ただ、中国が省エネと環境へ国家的に取り組み姿勢をみせることだけは本当にすばらしい。

 もうひとつ大きく感じさせられるのは、経済活動自体を制限してしまいかねない省エネという課題の難しさである。現在鳩山さんが宣言してしまったとんでもない目標を持つ日本にその危機感が広まっていないのは、民主党の無責任さをひしひし感じる。今、経済にブレーキをかけてしまうような事を言えばケチョンケチョンに叩かれるのはわかっているから、皆黙っているが、それは鳩山さんが世界に宣言したときに言わなかったつけで、このツケは、後々、とんでもない負債となって民主党と日本に襲いかかる。実現できない目標は自滅を招くし、公言は信頼を失う。世界に笑われている現在の日本。まだまだ大笑いされるネタはゴロゴロしている