朝食はパンだったので早々に腹が空き早弁をしようと思ったら、仕事に時間がかかって結局正午。
行きつけの役所の食堂に到着したら、げっつい腹が減っているのに気付いた。
「大盛りかな」
そう思った。
恐らく順番が逆だが、それからいわゆるところのショーウィンドーをにらみ、誂えものを決める。
程なく中華丼に決めた。
券売機に食券を求める。
大盛りの場合は、別に「ご飯」の食券を100円にて求める。
だから食券は「中華丼」「ご飯」の2枚になる。
ここで淡い期待が芽生える。
つまり、ご飯が大盛りになる分、上にかけるアンも多少増えるのではという期待である。
いや、恐らくそうだろう。
だって大盛りご飯に通常のアンだと、白いご飯が見え隠れしてブサイクなこの上ない。
うひひ、うひひ。
笑い出しそうになるのを必死で堪え、食券を厨房のカウンターに差し出す。
従業員のおばちゃんが
「中華丼と別にご飯ですか?」
と間の抜けたことを訊いてくる。
ダボがっ!
どこの世界にそんな食い方している奴がいるのだ。
「いや、ご飯大盛りで」
ムッとしながら口頭で注文した。
間もなく大盛り中華丼が出来上がったのだが、見るとアンのそこここに白いご飯が見え隠れしてブサイクなことこの上なかった。
にしてもなぁ。
と思ったのは、そのご飯の量である。
はっきり言って2回に分けても食い切れないくらいの量で、食べる前からげっぷが出そうになる。
結局無理してスプーンを口に運んだが、結局3分の1ほども残してしまった。
悲しいのは、かなりの量のアンも残してしまったことだ。
欲張るのじゃなかった。

